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「紫禁城の別園」故宮北院はどんな建物に? 5つのコンペ案が公開

人民網日本語版 2015年05月04日10:06

「紫禁城の別園」と呼ばれる北京故宮の北院が2013年にスタートした「宮廷庭園」工事を終えた後、どんな建物になるのかに対して社会的な注目が集まっていた。そんな中、故宮の北院の5つの建築設計候補案が29日、より多くの市民の意見を聞くために一般公開された。故宮博物院の単霽翔院長は、「北院の建築設計において最優先で考慮したのは機能性だ。完成した後、北院は文化財の修復や展示、分流の機能を担うことになる。最終案は業界内の専門家や故宮全体の職員、および一般の人々の意見を総合的に考慮して、なるべく近日中に決定し、年内にも工事を開始するつもりだ」と語った。

「平安故宮」プロジェクト工事の重要なパートとなる北院は、故宮ゆかりの海淀区西玉河基地の周辺にあり、完成後には博物館公園となる。古典的な庭園には故宮から花や植物などが移植され、紫禁城とは異なるリラックスした感覚をもたらすことになる。また、八達嶺の長城、十三陵、頤和園などの世界文化遺産からなる重要な文化観光ルートと共に、人々の文化生活をより豊かにするだろう。

故宮北院の5つの建築設計案

■候補案1

水面にかけられた3つの弓形の金水橋と入り口の広場を通って方城や赤い壁を利用した建物に入る。巨大な展示場は、廊下や庭園部分に分かれており、その中で見学する来場者はまるで故宮を散策しているような気分を味わる。また、文化財は皇室の生活シーンに溶け込むように陳列される。全体の建物は東と西の2つの方城からなり、3つの展示室に分かれており、その間を1本の赤い壁に囲まれた歩道によってつながる。来場者が屋上の空間に上ると、遠くにそびえる山や畑、夕日、雲などが一望に眺められ、まるで故宮の楼閣に登ったかのように感じる。遠くには金色に輝く瑠璃瓦の壮観な景色が見える。


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