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中国人の「爆買い」が終わる日は来るか

人民網日本語版 2016年02月05日10:41

中国の春節(旧正月、今年は2月8日)長期休暇を目前に、訪日旅行ラッシュがすでに始まっている。中国人観光客による「爆買い」は、知らないうちに日本の各商業施設に変化をもたらしている。「金の主」の中国人を迎えるため、成金趣味の商品を打ち出したり、縁起の良い価格をつけたり、セット販売をしたりといった工夫が見られる。フジテレビでは、中国の「土豪」(金遣いが荒く品のない金持ち)をターゲットにした純金製手工芸茶道具を2億円で売り出した日本企業が紹介された。価格も、中国人が好む「6」や「8」が目立つ。中国人向けに業界をまたいだ対応をする企業もあり、ある大手アパレルメーカーは新型の健康食品を売り出している。環球時報が伝えた。

だが日本観光庁の調査によると、中国人観光客の消費習慣は現在、「爆買い型」から「体験型」へと変わりつつある。初めて日本を訪れる中国人は訪日の目的について66.3%が「買い物」と答えている。だが「もう一度日本に行って何をしたいか」と聞かれると「買い物」という答えは31.8%に減り、「日本の四季を体験したい」や「日本の生活文化を体験したい」がそれぞれ34.1%と26.5%にのぼった。

▽中国人の消費、将来は「こだわり型」に

日本メディアの報道を見ていると、日本国内で「爆買い」をめぐって多岐にわたる議論が行われていることに気付く。喜んでいる人もいれば、我が身を振り返っている人もおり、中国人がいつか来なくなったらどうなるかと心配する声もある。日本誌「週刊新潮」の記事によると、訪日中国人観光客の数が30%減ると、日本のGDPは663億円減る。さらにゼロになれば、日本経済は1997年から1998年のアジア金融危機、さらには2008年のリーマン・ショックの時のような窮地に陥るという。

またある日本メディアは、日本の商品は品質の良さと価格の安さで中国人を引き付けているが、「爆買い」がストップする要素はいくつもあると分析している。為替レートの変動や、内需拡大に向けた中国の政策転換、中国産業の高度化による中国人消費者の取り込みなどはいずれも、「爆買い」が止まる原因となる。

復旦大学の孫立堅氏は、中国人による日本で「爆買い」には、品質の良さと価格の安さという原因があるが、そのどちらも欠かせない要素だと指摘する。元高と円安が進む中、飛行機で2時間半ほどの日本は、時間的・経済的コストが中国の国内旅行よりも低い旅行先となり、多様な商品が選べ、質の高いサービスが受けられると人気となった。「中国という巨大な市場を確保するため、日本も多くの努力をしている。日本が中国の春節前にマイナス金利政策を打ち出したのも、円安を維持する意図がある」


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