第9期全人代第2回会議、記者会見を行い
朱鎔基総理、内外記者団の質問に答える

第9期全人代第2回会議は3月15日午後記者会見を行い
、曾建徽大会スポークスマンは朱鎔基国務院総理を招い
て今回大会を取材する内外記者団と会見し、質疑応答を
行った。
(10年後、世界に三大通貨が残ることになるという
憶測がある。その内二つはドル、ユーロであるが、もう
一つの通貨はアジアの円となるのかそれとも人民元とな
るのか?人民元にこの可能性があるかという質問につい
て)人民元は世界的通貨になることができるかどうかは
、私が回答すべきではなく、しかも今はまだそれを語る
には時期早々である。しかし、現在においては、人民元
は非常に強いので、切り下げはあり得ない。
(これまでの1年間に朱総理が最も困難に感じたこと
は何か、最も不満足に思うことは何か、また最も心を打
たれたことは何かについて)これまでの1年間は非常に困
難であったと思っている。この困難は私の予想を超える
ものであった。第一に、私はアジア金融危機の影響がこ
れほど大きいことを予想していなかった。第二に、わが
国に発生した歴史的にも稀な極めて大きな水害も私の予
想を超えた。しかし、私が満足したことは、我々は江沢
民同志を核心とする党中央の指導の下で、全国人民の努
力に頼って、この二つの困難を克服し、勝利を収めたと
いうことである。これは容易なことではなかった。この
ため、私は政府活動報告の中で「容易に勝ち取ったもの
ではない」と語ったのである。
私が不満に思うのは、私自身の仕事がうまくやり遂
げられなかったことである。また、ごく少数の部門と地
区が中央の方針・政策を充分に貫徹できていなかったとい
うことも感じている。最も感激したのは、私が洪水と戦
い、救助活動に当たっている第一線に赴いた際、我々の
人民解放軍が何も顧みずに人民を守り、ひいては自分た
ちの肉体で堰堤を守ったことを目の当たりにしたことで
あり、そのとき私は感激の涙を目に溜めずにはいられな
かった。
(日米両国が共同で作戦地域ミサイル防御システム
〔TMD〕を共同で開発することは中日友好協力パートナー
シップにどのようなマイナス影響があるかについて)我
々はTMDに反対し、とりわけ台湾がTMDに引き込まれてし
まうことに反対する。TMDはミサイルに関する国際協定に
違反したばかりでなく、中国の内政に干渉し、中国の主
権と領土保全を侵害したことにもなるからである。なぜ
TMDを開発するのか?中国は東南沿海に600基のミサイル
を配置したが、それはこれまでに数十基しか配置してい
なかったからとのことであるが、あなたがどうやって中国
が600基のミサイルを配置したことを知ったのかということ
を私は知る術もない。私さえもこのことを知らなかったからだ!
我々の国土でミサイルを配置することは我々の主権で
あるが、我々のミサイルが台湾の兄弟・姉妹に照準を合わ
せるということは絶対にあり得ない。我々は軽率にミサ
イルを使用することはないが、しかし配置しないわけに
はいかない。我々は中国の平和統一を望んでいるが、武
力使用の放棄を絶対に承諾してはならない。もしそれを
承諾するのなら、台湾は永遠に分離されることになるで
あろう。米日両国のTMD確立のもう一つの理由は、中国が
朝鮮民主主義人民共和国のミサイルの発射や核兵器の開
発に対し、影響を及ぼしていないということである。こ
こで私は質問をしたい。朝鮮が核兵器を開発している
ことを私は知る余地もない。我々はこのことを知らない
し、ましてや朝鮮は一つの独立した主権国であり、我
々に関与できることなのか?!世界で最も進んだ兵器は
いずれもアメリカから出てきたものである以上、あなた
がたは何を恐れる必要があるのか。
この記者会見は大会閉幕後に行われたもので、今回
会議の中での最も重要な会見であり、600名余りの内外記
者が出席し、1時間半にもわたるものであった。
「人民日報」 1999年3月16日1面
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