|

[本紙駐ベオグラード記者=呂岩松]10日正午、ベオグラ
ード市の新葬儀場メインホールにて、アメリカをはじめとする
NATOによる襲撃事件の被害者となった三人の同胞の告別式
が執り行われた。メインホールは厳粛で悲痛な雰囲気に包まれ
た。
邵雲環さん、許杏虎さん、朱穎さんの三人の遺体は、鮮やか
な花々で飾られた棺の中に入れられた。中国国内から犠牲者の
ためにやってきた医者が真心を込めて遺体を整えたが、それで
もNATO暴行の跡はまだ見て取れた。棺の前は被害者の友人
や中ユ両国政府機関から捧げられた花でうめ尽くされている。
その花につけられたたんざくの言葉は見る人の涙を誘い、人々
の語り尽くせない苦しみと悲しみの思いを伝えている。新華社
の優秀な女性記者であった邵雲環さんの遺族は、そのたんざく
に「愛妻雲環は永遠に私の心の中で生き続ける。栄飛(夫)は
子供たちを連れて、父母は親族を代表して死者を追悼する」と
書いている。光明日報の優秀な記者である許杏虎さんと夫人の
朱穎さんもまた、静かに花の中に横たわっている。花盛りだっ
たこの若い夫婦は、手を携えてその短く輝かしい人生の航路を
終えた。彼らに捧げられた花のたんざくには、「親愛なる娘朱
穎と娘婿許杏虎よ、安らかに眠ってください!父親の朱福来と
母親の郭桂き、妹の朱佳敬より」と書かれている。中国外交部
の駐ユーゴスラビア大使館、新華社、光明日報社およびユーゴ
スラビアセルビア政府、ベオグラード市政府も彼らに花を捧げ
た。
中国駐ユーゴ大使館の関係者、中国政府専門グループの隊員
、ユーゴ政府代表、また彼らを知ることのなかったたくさんの
市民までもがみな告別式に訪れた。人々は沈痛な面持ちで被害
者に弔意を表した。
王国章・中国政府専門グループ代表・外交部指導グループメ
ンバーが追悼の辞を述べ、潘占林中国駐ユーゴ大使が送別の辞
を述べた。ユーゴスラビア外交部副部長、セルビア共和国の副
総理、セルビア記者協会議長、およびベオグラード市長も告別
儀式に参加し追悼の辞を述べた。
どのような言葉をもっても死者に対する悲しみの思いを語り
尽くすことはできない。人々は三人の犠牲者に対し別れを告げ
た。、告別式のメインホールには慟哭が響き渡り、まるで心の
張り裂けるような時間であった。遺族らは、異国の地で死に別
れてしまった自分の愛する者を最後に一目見て、その冷たい手
を握った。霊柩車がゆっくりと進む中、人々は悲しく泣きむせ
び入っていた。愛する人よ、私たちの愛する思いを胸に安らか
に眠ってください!
共和国の旗は既に血の色で染まり、あなたたちのかわいい顔
は永遠に私たちの目の前に浮かんでいる。明日あなたたちは1
2億の人民の待つ祖国に帰るのだ。
写真:中国駐ユーゴ大使館の館員などが被害に遭った三名の
優秀な中国新聞記者に最後の別れを告げる。
「人民日報」 1999年5月11日6面
|