中国の衛星専門家、「誤った情報によるもの」という説
はつじつまが合わないと指摘


 このほど、航天(宇宙)工業総公司の衛星専門家は記者のイ
ンタビューに応じた際、アメリカをはじめとするNATOの「
誤った情報」によって中国駐ユーゴ連邦大使館への誤爆をもた
らしたという弁解はつじつまが合わないとし、次のように指摘
した。

 アメリカの宇宙技術は世界をリードし、軍事に用いられる衛
星の数、類型、技術的性能は全世界においても屈指のレベルで
ある。アメリカは通信衛星、航路誘導衛星を持っているばかり
でなく、電子偵察衛星、撮影偵察衛星、海洋監視衛星、ミサイ
ル早期警戒衛星及び気象衛星を持っている。統計によると、湾
岸戦争の中で、アメリカの戦争に使われる衛星システムは12
あり、各種の軍事衛星は少なくとも30基以上あった。レーダ
ー成像衛星と可視光線成像撮影偵察衛星の識別率は0.1から
0.3メートルであり、戦車、ジープ、ミサイル運搬車などの
目標を見分けることができ、ひいてはテント、人の数及びナン
バー・プレートほどの目標も識別できる。

 アメリカはこれほど先進的な偵察衛星を有し、全世界の戦略
的、戦術的目標を正確に把握することができるばかりでなく、
リアルタイムであり、いつも目標の変化を同期発見できる。中
国駐ユーゴ連邦大使館の建物はベオグラードにおいての重要な
建築物の一つである。ましてや大使館の庭には鉄製のフェンス
があり、門前には目立つ標識プレートがあり、赤い中華人民共
和国国旗が翻っている。アメリカの各種の偵察衛星はこれらの
状況をはっきりと把握するはずであり、ひいては細かな変化で
も24時間体制で偵察衛星の監視の下に置かれているものであ
る。従って、アメリカとNATOの「誤った情報」によって中
国駐ユーゴ連邦大使館に対する誤爆をもたらしたという弁解は
つじつまが合わないもので、徒労に終わるであろう。

 「人民日報」 1999年5月14日3面