言葉に順序がない弁解(論評)


 中国人民の厳正な要求と世界世論の高い圧力の下、米国をは
じめとする北大西洋条約機構(NATO)はついに中国大使館
襲撃事件に対する調査を行うと表明した。

 事件発生後、米国をはじめとするNATOは自ら犯した犯罪
行為を直視しようとせず、是非を転倒させたり、あいまいな態
度をとったり、真相を避けたり、弁解したりしている。その結
果、発言自体に矛盾があるため理屈が通らなくなり、うまく説
明することができなくなった。

 事件発生後、米国連大使は「NATOの爆弾であるかどうか
確認できない」「われわれは一般庶民に狙いを定めることは絶
対にしないし、大使館を狙うこともしない」と弁解した。だが
5月8日、ソラナNATO事務局長は中国大使館襲撃を認め、
爆撃は「我々は中国大使館を爆撃するためでなかったが、不幸
にも爆撃した」「爆撃は、軍事と軍事に関連する目標だけであ
る」と述べ、発言の中で意外にも中国大使館は軍事目標に関連
することを暗示した。NATOのシェイ報道官は「中国大使館
の建物をユーゴ連邦兵器調達庁が入居するビルと思い込んで撃
った」と言ったが、また言ったことを覆し、この建物が中国大
使館だと知らなかったと弁解した。中国大使館爆撃の原因が何
か?シェイ氏は記者会見で「NATO爆撃目標の決定には、政
治的決定がある」と一言で真相暴露した。

 5月9日、シェイ報道官は記者会見で、中国大使館爆撃は故
意にやったと述べたが、NATOの情報部門は、あの建物がユ
ーゴ連邦兵器調達庁だと思ったと弁解した。

 5月10日、コーエン米国防長官と中央情報局(CIA)局
長は「目標を確定した人は誤ってユーゴ連邦兵器調達庁がここ
にあると思い込んだ」「誤った情報によって、攻撃目標が外れ
た」と述べた。にもかかわらず、西側の世論はこの解釈を疑問
視し、「信じられない」と表明した。ある報道は、「ユーゴス
ラビアの電話帳と在ユーゴ外国大使館案内には、中国大使館の
場所がいずれもはっきり明記されているので、目標を確定した
人が中国大使館の位置をユーゴ連邦兵器調達庁の位置と間違っ
たことは、根本的に信じられないことである。」と指摘した。
矛盾する解釈と非常識な弁解は、当事者の心細さと不誠実さを
示している。もしこの姿勢で襲撃事件を続けて取り調べ、自分
を納得できない言葉で言い逃れをしたならば、真相を明らかに
するか或いは真相を覆い隠そうとするかを人々は疑うに違いな
い。

 悲惨な襲撃で被害を受けた負傷者と遺族、平和を愛する中国
人、正義を主張する世界の人々は、正確な調査レポートの公表
を望んでいる。

 「人民日報」 1999年5月14日6面