中国駐ユーゴ大使館襲撃事件について、中国はできるだ
け早く調査結果の通報を米国に要求


 〔新華社ワシントン5月21日=本紙記者湯水富ら二人〕劉
暁明・中国駐米大使館公使は21日、米国をはじめとするNA
TOが中国駐ユーゴ連邦共和国大使館を襲撃した事件について
の中国政府の厳正な立場を重ねて表明し、米国側がこの事件へ
の調査を急ぐとともに、できるだけ早く中国側に調査結果を通
報するよう要求した。

 劉暁明公使は次のように述べた。中国政府はNATOによる
中国大使館襲撃事件について最大限の抗議を申し入れるととも
に、四項目の厳正な要求を打ち出した。中国人民はこの事件に
強い憤慨を示し、NATOの暴行を強く糾弾している。数十万
の在米中国人、華僑及び留学生はいろいろな抗議活動を行った
。NATOの暴行は世界の120数カ国にも糾弾された。

 この事件について、米国政府は全面的、徹底的、公正な調査
を行うことを急ぐとともに、速やかに調査の結果を公布し、中
国政府と人民が打ち出したすべての要求を満たすべきである。
中国政府は現在米国政府の返答を待っている。多くの米国人、
特に少なからぬ国会議員は、中国政府が打ち出した要求は「情
理にあったもの」であり、米国側は全面的に返答し、中国側に
詳しい説明をすべきだと考えている、と劉公使は指摘した。

 中国は一貫して中米関係の発展を重視するが、米国をはじめ
とするNATOによる中国駐ユーゴ大使館襲撃事件は「中国人
民の感情をひどく傷つけ、中米関係をもひどく損なった」。当
面、中米関係は試練に直面して、もし米国側が両国関係を改善
・発展させる誠意を持っていれば、実際的な行動で中国大使館
襲撃事件に対し「真相を追究する」よう調査すべきであり、「
こういうふうにするこそ中国政府と人民の信頼が得られる」。

 「人民日報」1999年5月23日2面