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[本紙評論員]5月8日、米国をはじめとするNATOは横暴にも
在ユーゴ中国大使館を襲撃し、中国の主権と尊厳を野蛮に踏み
にじり、中国側の重大な人的死傷と財産の損失をもたらし、中国政
府は直ちにこれについて断固たる闘争を行った。6月16日、ピカ
リング米大統領特使・国務次官は北京で中国政府に米政府がこ
の事件に対する調査結果を報告した。世界を驚かせたこの暴行
が発生して既に約40日間経過したが、アメリカの説明は依然
として変わらないままである。アメリカ側の解釈によれば、こ
の「悲劇的な誤爆」事件を引き起こした原因は次の三点である。
@陸軍野戦時の目標確定方法を使って、目標設定においてミ
スをもたらした。
Aアメリカのデータバンクの更新遅れ。
B実行前の精査手続きでは、これら二点の過失を補正できな
かった。
これらの解釈は、説得力のある事実的依拠と論理的合理性に
欠けており、全くつじつまが合っていない。人々にとって「誤
爆」という結論は受け入れがたいものであり、中国政府と中国
人民は当然、受け入れられない。
米国をはじめとするNATOが横暴にも在ユーゴ中国大使館
を襲撃したことは、「国連憲章」と国際関係原則に対する公然
の侵犯であり、中国公民の人身の基本権利に対する野蛮な剥奪
であり、責任を追求されなければならない国際的不法行為であ
る。しかし、今日になっても、アメリカ側は依然として中国人
民と国際社会に信頼されていない。そのようなこじつけの解釈
は、アメリカ側があるべき誠意に欠けたことを物語っているだ
けで、これは全く通用しないことである。
指摘すべきことは、中国政府が厳正にアメリカ側の在ユーゴ
中国大使館襲撃事件に対し、中国人民を納得させる説明を行う
よう要求することは、自国の主権と尊厳を守るためだけでなく
、国際社会の正常な秩序を守るためでもある。もし、強権によ
って残虐なことが勝手に行われ、現存の国際関係原則が野蛮に
踏みにじられることを放任すれば、世界は混乱に陥るのではな
いだろうか。中国政府と人民の正義の立場は各国人民の共通の
願いに全く合致するものであるため、国際社会と世界人民の広
範な共鳴、理解と支持を必ず得られるはずである。また、アメ
リカ側は在ユーゴ中国大使館襲撃事件を適切に処理しなければ
、必ず国際的イメージがさらに損われ、大衆の非難の的となる
苦境に陥るであろう。
中国は独立自主の平和的外交政策を実施し、覇権主義と強権
政治に反対し、国際社会において正義を主張し、公道を持ち、
広範な賛成を得てきた。ここ数年、ある国或いは国家ブロック
の覇権主義価値観と強権政治論理の悪性発展は国連を退け、や
やもするとその他の主権国に対する武力行使に踏み切る。米国
をはじめとするNATOによる在ユーゴ中国大使館襲撃事件は
、再び世界人民に今日の世界平和と安定に対する脅威がどこに
あるかを見極めさせた。中国は従来、圧力を恐れない国であり
、いかなる暴力の脅威は中国の原則的立場を改めることができ
ない。世界の平和、安定と発展を守るために、中国はこれまで
と同様に、自国の役割を果たしていくつもりである。
中米両国はいずれも世界における重要な影響力を持つ国であ
る。中国が一貫して中米関係を発展させることを重視するのは
、両国人民の根本的利益に合致し、世界の平和、安定と発展に
も役立つからである。しかし、中国は中米関係を発展させるこ
とに対しての原則、すなわち国際関係の基本原則、特に主権と
領土保全の相互尊重、内政相互不干渉という原則を踏まえた時
のみ確立されるべきである。在ユーゴ中国大使館襲撃事件に対
する中国の反応は、道理と節度あるものである。しかし、事件
を作った人が、事件を解決しなければならない。アメリカは、
その暴行が中米関係にもたらした悲惨な結果を認識し、事件の
原因について人々を納得させることができる解釈を行い、襲撃
でもたらされた人的、財産の損失を含むすべての損害に対し、
速やかに十分かつ有効な賠償を行うとともに、当事者を厳罰し
なければならない。そうしてはじめて、中米関係が再度、正常
な軌道に乗るために必要な条件と雰囲気を作り出すことができ
る。アメリカ側にこれができるかどうか、我々はじっと待って
いるのである。
「人民日報」 1999年6月18日1面
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