台湾当局、一部で「二国論」発言の逃げ道を探る動き


 李登輝による中国分裂発言が発表されてから、内外世論にお
いて一斉に非難を浴びているため、「二国論」をあくまで堅持
するとしたその強硬姿勢を変化させ、逃げ道を探ろうする動き
が、台湾当局の一部の人々の間で見られ始めた。

 20日開かれる予定であった台湾当局の高官レベル会議は暫
時中止となった。台湾マスコミ各社によると、会議では、連日
の国際世論の反応およびそれに対する対策を話し合うことが予
定されていた。「特殊な国と国の関係」という発言には国家分
裂を狙う意図がないと弁解し、両岸交渉は「特殊」な交渉では
あるが「国と国」の交渉ではないことを強調し、さらに将来両
岸は最終的に統一することになるであろうという結論を導くた
めである。

 辜振甫海峡両岸交流基金会会長は李登輝と会見し、海峡両岸
関係回復交渉の要求について討議し、「二国論」発言について
公式に明らかにするとともに、さらに汪道涵海峡両岸関係協会
会長の台湾訪問を歓迎することを重ねて言明した。

 台湾大統領府の国策顧問である田弘茂氏は20日に、李登輝
の打ち出した「二国論」は偶発的な事件で、長期的政策決定で
はないと述べ、このような展開となったことは本当に意外なこ
とであると言及した。長期的立場に立って言えば、両岸指導者
は直接連絡がとれる方法を確保すべきである、と表明した。

 宋楚瑜前台湾省長は、李登輝の荒っぽい政策決定が、台湾の
安定に悪影響を及ぼすことを重ねて非難した。

 「人民日報」 1999年7月21日4面