香港の世論、辜振甫の談話原稿を批判


 香港の世論は数日来、台湾の辜振甫海峡交流基金会(海基会
)理事長が7月30日に発表した「辜理事長の談話原稿」につ
いて、これは李登輝の「二国論」のために弁解するものであり
、海協会と海基会の対話の基礎を更に破壊し、台湾当局が責任
を負わなければならないと次々と指摘している。

 香港「大公報」は7月31日に社説を発表し、次のように述
べた。

 辜振甫の談話は数回にわたり李登輝の「二国論」という謬論
を持ち出し、江沢民主席の1995年の重要談話をねじまげ、
江沢民主席の「早期に平等な協議をすれば、双方がともに受け
入れられる解決方法を見つけ出すことができるはずである」と
いう話にしか触れず、江沢民主席の強調した「一つの中国の前
提のもとで」という重要な前提には触れなかった。その下心が
何かは、誰でもわかることであろう。一つの中国の原則に背く
ことは、ほかでもなく辜振甫の談話原稿の急所である。辜振甫
は海協会と海基会が1992年に合意した「海峡両岸のどちら
も一つの中国の原則を堅持する」という共通の認識に背いた。
台湾当局が一再ならず一つの中国の原則に背いた以上、海
協会と海基会の接触、交流、対話の基礎は既になくなった。

 「商報」は2日連続して社説を発表し、辜振甫の談話は引き
続き李登輝の「二国論」を鼓吹していると指摘した。「特殊な
国と国の関係」の発言によって、海協会と海基会の対話の基礎
がなくなった。同氏は今秋の汪道涵・海峡両岸関係協会会長の
台湾訪問を歓迎していると話しているが、台湾の世論でさえも
これが「表面的には歓迎を表明しているが、実際は拒否する」
やりくちであることを見ぬいた。台湾当局は完全に「二国論」
を放棄し、一つの中国の原則に戻らなければならない。さもな
ければ、台湾当局は汪道涵会長の台湾訪問が実現できないこと
によってもたらされたすべての結果に責任を負わなければなら
ない。

 香港「文匯報」の社説は、辜振甫の談話原稿は李登輝が「二
国論」を撤回しないことを物語っており、李登輝は分裂、災難
に走ることを決心し、未来の両岸関係は安定的に発展すること
が難しいと指摘した。

 「人民日報海外版」 1999年8月2日5面