台湾の学界と政界から「二国論」は両岸関係を悪化させ
たとの指摘


 このほど、台湾の一部の学者と政界の人々は文章や談話を発
表し、李登輝が「二国論」を打ち出したことにより両岸関係が
破壊され、「二国論」は両岸関係の悪化をもたらしたばかりで
なく、台湾社会の秩序の著しい混乱をもたらしたと批判した。

 台湾政治大学の趙春山教授は論文の中で次のように述べた。
李登輝が両岸は「特殊な国と国の関係論」であると打ち出した
ことにより両岸関係は完全に敵対状態に入り、台湾社会も「二
国論」のために騒動を起こし、多方面に渡り秩序の著しい混乱
が見られた。

 台湾交通大学の徐作聖教授は論文を発表し、次のように述べ
た。「二国論」によって台湾の経済は衝撃を受け、台湾ハイテ
ク産業はその影響を敏感に受け、行き先が不透明になり、多く
のグループ企業の長期投資による工場建設計画は変更を余儀な
くされている。両岸経済貿易交流は減速する可能性があり、そ
の影響で台湾資金の流出をもたらす可能性が生じ、島内産業の
発展に悪影響を与えている。「安定した政治経済環境があって
こそはじめて台湾産業の転換及び経済発展がなされるのである
。政権担当者が熟考することを望んでいる」と教授は述べてい
る。

 一部の政界の人々も談話を発表し、次のように指摘した。李
登輝の「二国論」によって台湾は「迷惑製造者」の汚名を着せ
られた。かつては「一つの中国」を堅持して台湾に50年間の
安定をもたらし、利益をもたらした。しかしいわゆる「二国論
」によって台湾社会は激動に陥いり、株式市場が急落した。

 「人民日報海外版」1999年8月3日5面