一つの中国の原則は台湾問題解決の基本


 香港訪問中である台湾の「中国統一連盟」訪問団は18日、
香港「一国二制度」研究センターのメンバーと座談会を行なっ
た。座談会出席者は、台湾問題を解決するための基本は、一つ
の中国という立場を堅持することであるという点で一致し、こ
の大原則のもと協議を行なうことで、様々な問題の多くは解決
可能であるとしている。

 香港「一国二制度」研究センターの邵善波総裁は、香港にお
ける「一国二制度」の実行状況について説明を行ない、香港復
帰以前は、多くの人々が政治的変化について懸念を抱えていた
が、復帰後は「一国二制度」が香港において実際に順調に実施
されており、「一国二制度」について反対していた人物らも言
うべき言葉が見つからないほどだと述べた。

 邵善波総裁はさらに以下のように強調した。香港復帰後の現
状から見ても明らかなように、中国大陸部は各地における問題
を処理するにあたって、力でねじ伏せるようなことは行なわな
い。特別行政区の自治範囲内の事務に対して、中央政府は干渉
せず、 双方に関わるような問題については、適宜話し合いを
もって解決している。意志の疎通が比較的順調であり、事実上
双方は多くの問題について互いに助け合い、協力し合ってきた
。経済面でも競争が生じているが、長い目で見れば、公平な競
争原理の導入は香港にとっても良いことであり、香港における
コスト低下および競争力向上に役立っている。香港の「一国二
制度」は、50年間変わらないものである。これは「一国二制
度」の擁護が、中国の発展にとっても有利なものであるためで
ある。両岸が統一されるのであれば、台湾は政治、経済、社会
、法律システムなどの制度をそのまま維持することが可能であ
る。このことは「一国二制度」の最も基本的要求であるが、問
題は一つの国という事実を受け入れることにある。一つの中国
という原則のもとにおいては、すべての問題について協議する
ことが可能であり、各問題は徐々に解決されるであろう。

 台湾「中国統一連盟」の呉瓊恩執行主席は以下のように語っ
た。香港はすでに復帰しており、澳門もまもなく復帰する。海
峡両岸は共通認識を持ち、一つの中国という概念を前提に、国
家統一という大事業を成し遂げるべきである。「二国論」は完
全に誤った考えである。国家を構成する基本的要素は、領土、
人民、そして主権である。

 中国の主権は、いまだかつて分裂したことがなく、李登輝の
「二国論」は法理的にも誤ったものである。

 台湾「中国統一連盟」執行委員会の王曉波委員は、台湾はい
まだかつて中国の主権範囲から離脱したことがない。全世界に
中国は一つしか存在せず、二つの中国は存在しないと述べた。

 台湾「中国統一連盟」執行委員会の王津平副主席は「一国二
制度」は台湾問題を解決するうえで、最もよい方法であると指
摘した。

 台湾「中国統一連盟」執行委員会の林書揚委員は次のように
述べた。より多くの台湾人民に対し、香港で実施されている「
一国二制度」の現状と意義、「一国二制度」の合理性および実
行の可能性を説明し、理解させるのであれば、台湾独立派勢力
の影響力を弱めることは可能であり、統一の推進に役立つであ
ろう。

 写真:「中国統一連盟」のメンバーと会見する董建華香港特
別行政区行政長官

 「華南新聞」 1999年8月20日2面