李肇星中国駐米大使、武力の放棄を承諾しないと表明


 李肇星中国駐米大使は19日、大使館で記者会見し、中国政
府の台湾問題に対する一貫した政策は「平和統一、一国二制度
」であるが、武力の放棄は決して承諾しないとし、次のように
述べた。

 我々は武力使用の放棄を承諾しない。武力行使はもともと台
湾人民に向けらているのではなく、台湾独立と外国勢力の干渉
と進攻に向けられたものである。孫文は、「統一に賛成するも
のは友であり、統一に反対するものは敵である」と指摘した。
李登輝は、中国政府と人民はみな祖国の主権、統一と領土保全
を守る決意とその能力があるということを認識すべきである。
李登輝は「二国論」を放棄し、一つの中国の原則に戻ることに
よってはじめて、失敗して地位も名誉も失ってしまう危険性か
ら逃れることができるのである。

 (アメリカの一部の人が「アメリカは武力で台湾を守る」と
発言したことにふれて)中国人民は平和をこよなく愛し、また
それを渇望しており、いかなる脅威や威かくをも恐れない。

 台湾はアメリカのフロリダ、ハワイあるいはグアム島ではな
く、明らかに中国の一部分である。台湾問題は全く中国の内政
に属する事項であり、他国はそれを干渉する権利を持たない。
われわれは、アメリカ政府が一つの中国政策を堅持し、「台湾
の独立」の不支持、「二つの中国」「一つの中国、一つの台湾
」の不支持、台湾の国連および主権国しか加盟できない他の国
際機構への加盟の不支持という三つの共同コミュニケを遵守す
ることを望んでいる。現在、中米関係が悪化していく中で、ア
メリカが台湾に利益をもたらすことを望んでいるのは、李登輝
ただ一人だけである。これがアメリカの利益にとって何を意味
するかは明白なことである。

 冷戦時期におけるアメリカの「封じ込め」政策の提案者であ
るケーナンは最近、アメリカ政府に対し、「アメリカドルであ
ろうと銃剣であろうと、すべて成功を保証できるとは限らない
」ため、他国の内政にむやみに干渉すべきではないと忠告して
いる。

 「人民日報海外版」 1999年8月21日2面