50年間拡大を続ける中国工業


 新中国成立50年来、中国における工業関連産業は急成長を
遂げており、その規模も絶えず拡大し、すでに国民経済を支え
る支柱となっている。国家統計局によると、1998年までの
間に、中国における工業関連産業の伸びは総額で2兆6353
億元に達しており、世界第4位にランクされている。

 中国工業はこの50年間、急成長を続けている。1949〜
1998年の間における工業生産総額の伸び率は年平均で13
.6%に達している。規模についても絶えず拡大しており、1
952年から1998年にかけて、工業分野における増加値は
119億8000万元から3兆3541億元と、計算上では1
58倍増となっている。固定資産原価は149億元から498
倍増えて7兆4211億元となった。従業員は1246万人か
ら11.2倍増の1億3934万人となった。工業関連企業数
は1957年には17万社であったが、1998年には46.
8倍増の797万社に達した。主用な製品の生産量は、新中国
成立初期と比べて、数十倍ないし百倍以上も増加し、世界にお
ける重要な地位を占めるようになった。1996年以降、中国
の粗鋼、石炭、セメント、化学肥料、テレビの生産量は依然と
して世界トップの地位を維持している。工業関連業種の国内経
済に占める地位も上昇を続けている。1952年、中国のGD
Pのうち、工業関連業種によるものは17.6%のみであった
が、1959年には農業を超え37.4%を占めるようになり
、1978年には44.3%にまで上昇した。その後第三次産
業の発展に伴って、GDPにおける工業関連業種のシェアはい
くらか低下したが、1998年、依然として42.2%を占め
ている。国の財政収入の構成から見ても、1950年における
国の財政収入のうち、工業関連の収入は30.2%を占めるに
過ぎなかったが、1983年には86%にまで上昇した。その
後いくらか反落した時期もあったが、1991年から1995
年までのシェアは依然としてその他の産業を上回り、年平均で
46.2%を占めた。

 規模の拡大につれて、工業生産技術のレベルも絶えず向上を
続けている。1995年に行なわれた工業関連調査によると、
国産の設備の中で、90年代に生産されたものは37.3%で
あり、80年代に生産されたものは53.2%を占めていた。
輸入された設備は、90年代製のものは27.9%、80年代
のものは67.8%を占めていた。主要な専門的設備のうち、
国際レベルに達していると思われるものは26.1%を占め、
1985年と比べて13.2ポイント増加した。国内先進レベ
ルに達していると思われるものは27.7%を占め、同年比5
.9ポイント増加した。重要な工業における技術経済指標につ
いても大幅に向上した。1998年、新製品の生産額は、工業
生産総額の7.9%を占め5361億元に達した。新製品の生
産額のうち、コンピューター関連の製造業は43.4%、日用
電器製品製造業は33.7%、通信設備製造業は21.1%を
占めている。

 改革開放政策を通じて、中国工業における構造の調整も著し
い効果を収めた。1978年、中国には単一の公有制経済のみ
が存在しており、国有企業は全体の77.6%を占め、集団所
有制企業は22.4%を占めるのみであった。1998年にな
ると、国有及び国有持株工業の生産総額は全体の28.2%、
集団所有制工業の生産総額は38.4%、外国投資工業の生産
総額は14.9%、個人経営と私営工業の生産総額は18.9
%であった。従業員数についても、国有及び国有持株工業で働
く人々が就業人口に占める割合は26.9%、集団所有制工業
42.4%、外国投資工業7.2%と個人経営と私営工業22
.4%であった。納税額についても国有及び国有持株工業の納
税額が納税総額に占める割合は55.9%、集団所有制工業2
5.1%、外国投資工業12.9%、個人経営と私営工業7.
6%であった。産業構成については、基礎工業の比重が上昇し
ており、経済発展の弱点とされていた部分についても改善が見
られる。軽工業と重工業は調和的発展を続けており、ハイテク
産業は著しく進歩した。企業組織に目を転じると、1企業あた
りの年間生産額は1957年には46万元であったが1998
年には149万元にまで上昇、大型企業と企業グループが数多
く出現し、国民経済の支柱となっている。

 「人民日報」1999年8月30日2面