外国人留学生受入れ活動の50年の歴史


 これまで、中国は計30万人におよぶ外国人留学生を受け入
れて来た。外国人留学生の出身地は五大陸164の国と地域に
までおよんでいる。

 ●重要な3段階

 50年間、外国人留学生受入れ活動において、重要かつ歴史
的な3段階を歩んできた。

 新中国建国初期、中国政府は外国人留学生受入れ活動を、業
務に組み入れた。1950年春、周恩来元総理は、対外文化交
流委員会、外交部、高等教育部に、専門グループの設立および
留学生受入れ計画の立案を指示、その年の秋、東欧諸国から3
3人の初代外国人留学生を迎え入れた。

 1978年以後、改革開放政策が進展し、絶え間なく加速を
続けるにつれて、ほとんど停滞した外国人留学生受入れ活動に
も転機が訪れ、外国人留学生の数は急増した。これが歴史的な
転換ポイントとなった第二段階である。

 留学生受入れ拡大の第三段階は、1992年である。ケ小平
氏の南方視察談話および第14回党大会以後、外国人留学生受
入れ活動は、歴史上最も急増の時期に突入、人数において急増
しただけではなく、各方面における受入れ枠も拡大された。最
新データによると、留学生の人数は新中国建国初期には33人
であったが、1998年には4万3084人にまで増加した。
留学生の出身地域も、当初は東欧諸国出身者のみであったが、
1998年には164の国と地域にまで広がった。また、留学
生の学習面の構造および段階についても、中国語を学ぶ語学留
学生から、研修生、本科生、大学院生など複合的構造を形成し
ている。学歴においても高学歴を修めた学生が絶えず増加して
おり、1998年、学歴教育を受けた留学生は1万1362人
に達し、長期留学生全体の38.7%を占めており、うち博士
コース850人、修士コース1907人となっている。このほ
か、学校運営規模の面では、新中国成立初期から改革開放初期
までの間に、留学生受入れ可能な大学・高専はわずか数十校を
数えるだけであったが、現在、受入れ能力、条件を兼ね備えた
大学は全国で数百校にのぼっている。

 ●中国文化に酔いしれる

 何が、これほど多くの外国人留学生を、中国へと引き付けて
いるのかと言えば、それは中国の漢字および伝統文化である。
5千年の歴史を誇る中国文明の、豊富な文化的内容および普遍
的魅力は、数多くの外国人青年にとって憧れであり、その憧れ
が外国人青年を中国へと導いているのである。

 改革開放政策後の中国は、その大きな魅力により、世界各国
の学生を一層引き付けている。より多くの留学生を受け入れる
ため、中国政府は1990年から外国人に向け、中国語能力試
験(HSK)を実施している。教育部の関係筋によると、昨年
、中国大陸部および海外17の国と地域において、この試験を
受けた人の数は4万1000人を超えており、1992年と比
べると20%増加している。国家対外中国語教育指導グループ
責任者の李新元氏によると、中国語を学ぶ日本人の数は、現在
既に100万人を超えている。日本では、1996年から中国
語が正式に大学入学試験の科目に組み入れられている。フラン
スでは、1998年までに、中国語の課目を開設している大学
は27校あり、韓国では、中国語は英語に次いで二番目に最も
学習者数が多い外国語となっている。

 「人民日報海外版」 1999年9月21日1面