江沢民主席、シラク大統領と会談


 江沢民中国国家主席は10月25日エリゼ宮にて、シラク仏
大統領と会談を行った。

 シラク大統領は次のように述べた。

 われわれ双方は世界の多極化に対し一致した見方を持ってお
り、中国は多極世界において重要な一極になるであろう。ヨー
ロッパ・中国の間では対話と協力が一層強化されるべきである

 双方はまた、次のように見ている。

 世界の非核化過程は影響を受けるべきではなく、関係方面は
できるだけ早く包括的核実験禁止条約(CTBT)を批准する
とともに、「弾道弾迎撃ミサイル(ABM)制限条約」を引き
続き順守すべきである。一層の協力を強化するため、仏中両国
は、両国元首間のホットラインを設置するとともに、両国の国
連駐在大使間の協議メカニズムを確立することを決定した。

 シラク大統領はフランスが35年来一貫して堅持している一
つの中国という政策を重ねて強調するとともに、中国のWTO
への早期加盟を支持すると表明した。

 江沢民主席は次のように述べた。

 現今の世界は豊富多彩なものであり、一極の世界になること
ではなく、多極の世界になるべきである。中仏国交樹立以来、
両国関係は絶えず進展を遂げ、両国の指導者は今回のこのよう
に深く突っ込んだ意見交換は双方の相互理解を深め、相違点を
残して共通点を求め、食違いを縮小し、共通認識を拡大し、両
国関係の更なる発展を推進することにプラスとなるものである

 江沢民主席は中国のWTO加盟問題における原則的立場を説
明し、欧州連合(EU)が中国とこの問題についての交渉の中
で、積極的、実務的、柔軟な態度を取り、できるだけ早く合意
に達することを希望する。シラク大統領は、フランスはこのた
めに引き続き努力を払っていくと表明した。江沢民主席はまた
、中仏両国のハイテク協力を繰り広げる重要性を説明し、両国
がハイテク協力の面において新しいルートと分野を更に開拓し
、これによって両国経済貿易協力の一層の発展を推進すること
を望むと述べた。シラク大統領は完全に賛同する意を表明した

 江沢民主席は最後次のように表明した。

 中仏両国はいずれも古い文明国であり、民族の独立を擁護す
る伝統があり、安保理常任理事国として、国際関係に重要な責
任を負い、経済の面で強い相互補完性がある。このため、我々
は多くの面で共通した言葉と共同的利益がある。これは終始し
て両国が友好関係を発展させる重要な基礎である。21世紀が
まもなく訪れる歴史的時刻において、中国はフランス側ととも
に、両国の全面的パートナーシップを引き続き強固にし、発展
させ、双方が各分野での協力を絶えず拡大し、深め、両国国民
に幸せをもたらし、人類の進歩と繁栄に有益な貢献をすること
を望む。

 「人民日報」1999年10月26日1面