江沢民主席、ブットフィリカ大統領と会談


 アルジェリア訪問中の江沢民国家主席は30日、ブットフィ
リカ・アルジェリア大統領と会談を行い、双方は両国の友好協
力関係のさらなる発展および共通して関心をもつ重大な国際問
題について、突っ込んで意見を交わした。

 江沢民主席は次のように述べた。

 新世紀に向けた中国・アルジェリア関係を構築するため、双
方は次の4つの面で努力を続けるべきである。1、高度な戦略
に基づき、両国人民の長期利益という点から、両国関係の全面
的発展を断固として推し進め、絶えず共通の利益を拡大する。
2、両国の経済貿易発展の大きな潜在力と良好な展望を十分に
利用し、創造的精神を発揚・開拓し、両国の経済貿易と科学技
術協力における協力と交流を新しい段階に引き上げ、共同発展
をはかる。3、地域・国際問題における協議と協調を強化し、
広範な発展途上国の権益および世界平和と安定擁護のために新
たな貢献をする。4、両国の各レベル関係者の相互交流と理解
を強め、中国・アルジェリア関係の新世紀における発展のため
に確実な基礎を築く。

 (国際人権事業の発展にふれて)中国は、各国の地位は平等
で、相互に尊重すべきであるという国際社会の原則を踏まえて
、人権対話と協力を並行して行うことを主張し、人権問題の政
治化、とりわけ人権問題を利用して発展途上国の内政に干渉す
るやり方に反対する。現在、国際社会には「人権が国家主権に
優先する」、「国家主権有限論」などという新しい干渉主義を
打ち出す勢力がある。これに対し、平和を愛する広範な発展途
上国は高度に警戒心を高めるべきである。実際に、人権は主権
により保護されており、人権が主権を凌ぐのではなく、主権が
なければ人権の実現も有り得ないのである。

 ブットフィリカ大統領はこの人権問題について、アルジェリ
アは、主権がなければ人権の実現も有り得ないという中国の見
解を全面的に賛同すると述べた。

 江沢民主席は(中国・アフリカ関係、中国の対アフリカ政策
にふれて)中国・アフリカ関係は発展途上国間の友好協力関係
の見本であり、中国・アフリカ政治関係は次第に近密になって
きており、指導層の往来も頻繁になりつつある。中国とアフリ
カは国際事務の面で、協議を強化し、互いに支持し合い、発展
途上国の共同の利益を守り、公正かつ合理的国際政治と経済の
新秩序の構築に努める。中国は国際社会のアフリカ問題へのさ
らなる関心を積極的に推進し、アフリカ諸国の意見や希望を重
視している。中国とアフリカの、経済貿易方面における交流と
協力も引き続き深く発展させていくべきである。

 アフリカ諸国を含む広範な発展途上国との友好協力関係を強
化、発展させることは、終始変わることなく中国の独立自主の
平和外交政策の重要な構成部分である。新しい国際情勢のもと
で、中国は引き続き「真の友好、平等な交流、団結協力、共同
発展、未来への展望」という対アフリカ関係の基本原則にした
がって、アフリカ諸国とともに21世紀に向けて長期的、安定
した全面協力を築き、また中国・アフリカの新しいパートナー
シップのモデルを構築していく。

 会談後、中国とアルジェリア両国は、「中国・アルジェリア
経済・技術協力協定」「中国・アルジェリア貿易協定」「中国
・アルジェリア1999〜2001年文化交流計画」を締結し
た。

 「人民日報」 1999年10月31日1面