中国・ASEAN首脳非公式会議における朱鎔基総理の講話朱鎔基総理は28日、中国・東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳非公式会議で講話を発表し、次のように述べた。 善隣友好と互恵協力は、これまでも中国とASEAN諸国との関係における主要方針であった。経済、貿易、科学などの分野では、我々の間の互恵協力も絶えず発展を続け、貿易額も次第に回復している。中国とASEANの対話協力枠組み内における経済・貿易、科学技術連合委員会や連合協力委員会などの機構も順調に運営されている。地域と国際の事務においては、我々は互いに支持し合い、密接に対応し、対話と協力を強化し、地域の平和と安定擁護に努めている。 中国とASEAN諸国は友好的隣邦であり、すべて発展途上国である。互いの善隣友好と相互協力の関係を発展させることは我々の共通の需要であり、これは各国と人民の根本的な利益にも一致するものである。 新しい世紀を迎えるに当たり、平和共存五原則を踏まえ、引き続きASEAN諸国との善隣、相互信頼のパートナーシップを発展させることは中国の既定の外交政策であることを重ねて表明したい。中国はASEANのすべての国と、お互いの互恵協力を強化する新しい方法を積極的に検討していく意向である。 中国は「平等互恵、効果重視、長期協力、共同開発」の原則を堅持し、経済・貿易、科学技術、農業、金融などの各分野において、ASEAN諸国と互恵協力を拡大、深化させ、双方のハイテク交流と協力を促進する面においても中国・ASEAN科学技術連合委員会の役割をいちだんと強化させ、農業及び農業機械などの面では双方の開発・協力を拡大し、交換商品の品目を増やし、バーター貿易や見返り貿易など弾力的な貿易方式を模索し、双方向投資の新しいルートを奨励し、民間企業の交流と協力を広め、双方の経済・貿易協力をたえず新しい段階に押し上げる。 中国はASEAN自由貿易区と自由投資区との連携を強化させ、メコン川流域の開発を支持する。 中国はASEAN地域フォーラム、アジア太平洋経済協力会議(APEC)、アジア欧州首脳会議、国連などの国際機構と地域機構の中で、ASEAN諸国と互いに支持し合い、呼応し合い、国際金融システムと国際的経済秩序の改革における協調と協力を強化する。多国間及び二国間の安全対話と協商をさらに展開させ、公正かつ合理的な国際政治、経済、安全の新秩序を樹立するために努力する。 中国はこれまで通り、1997年の中国・ASEAN「共同声明」で確定されている関係原則と精神を厳守し、双方の友好的な協商を通じて、平和的方式でお互いの間に存在する摩擦と争議を解決することを堅持する。中国は「東南アジア平和友好条約」の宗旨と精神を称賛し、ASEANが平和、自由、中立地域および東南アジア非核保有地域を確立するための努力を引き続き支持する。 中国が実行している独立自主の平和的外交政策と外交実践によって、中国の発展は地域と世界の平和、繁栄にプラスに働きこそすれ、脅威にはならないということをASEANが含まれる国々により明確に理解してもらえるようになった。中国政府と人民は、早くも中国が永遠に覇権を唱えず、広範な発展途上国とともに呼吸と運命を共にすることを約束した。中国は過去、現在、将来のどの時期においても、世界と地域の平和、安定を守る重要な力である。 人民日報「海外版」1999年11月29日1面 |