江沢民主席、ワヒド大統領と会談


  江沢民国家主席は1日、北京市の人民大会堂において、中国を公式訪問中のインドネシアのワヒド大統領と会談を行なった。双方は、隣国としての相互信頼を重視した長期的かつ安定的な協力関係を、全面的に構築・発展させることで同意した。

  江沢民主席は、ワヒド大統領が就任後初の公式訪問国のひとつとして中国を選んだことは、ワヒド大統領が中国とインドネシアの関係発展を重視しているを十分に示すものであり、中国はこのことに対して非常に称賛していると述べた。

  また両国関係について、江主席は次のように指摘した。

  国交回復後約10年間、中国とインドネシアの関係は全体的にみて順調な発展を遂げている。中国とインドネシアは共にアジアにおける大国であり、両国間には根本的な利害衝突は存在していない。また、相互協力関係を展開する分野は広く、その潜在力も非常に大きい。中国はインドネシアと共に努力し、両国関係に既に存在している基礎を踏まえながら、より両国関係を全面的に発展させたい。そのため双方は相互理解を深め、両国の隣国としての友好協力関係を全面的に促進するため、あらゆるレベルの交流を更に強化すべきである。経済貿易・科学技術などの分野における協力を強化し、両国の天然資源および人的資源における優勢を充分に発揮するとともに、有無相通じ、互いに利益を与え合うことによって、二国間貿易、投資および科学技術協力を更に高いレベルへと推し進めるべきである。国際的および地域的な業務における協力関係についても強化されるべきである。中国とインドネシアは共に発展途上国であり、いくつかの重大な国際問題において同様の見解がある。中国は、国連およびその他の多角的国際場合において、インドネシアと協議を重ね、協力関係を強化し、発展途上国の利益を守ることを望んでいる。

  江主席はまた、ワヒド大統領が行なった中国系インドネシア人問題における積極的な態度に対し、賞賛の意を表し、次のように述べた。中国政府は、中国系インドネシア人について、多民族で構成されているインドネシアの大家族の中でも、早くからの一員であると考えている。彼らは長い間、インドネシアの経済建設のために大きな貢献を行なっており、その他のインドネシア国民と同様の権利と義務を有するべきである。

  「人民日報海外版」 1999年12月2日1面