呂秀蓮氏、根本を忘れる――人民日報評論員論評
台湾地区の新しい指導者が決まり、中国政府と指導者は、一つの中国の原則が平和統一の前提であることを重ねて表明する。いかなる形での「台湾独立(台独)」も決して認めず、台湾の新しい指導者が両岸関係をどのような方向に導いていくのかを、我々はその言動を注意深く見守っていく。
我々の「台独」反対の立場は、台湾同胞を含むすべての中国人民の支持と、国際社会から普遍的な賛成を得ており、「台独」分子の弱点を突いた。強便な「台独」分子は、その「台独」の本質から両岸関係が中華民族の根本利益の方向に発展するのを望まず、トラブルと障害をもたらし、祖国統一の大業を破壊し、中華民族を分裂させようとしている。特に悪名高い呂秀連氏の言動には目に余るものがある。同氏は先に香港の有線テレビで、公然と一つの中国の原則に触れる「台独」を主張し、世論に背いて国民の反感を買った。
同氏は「台独」の急先鋒で、70年、80年代の「台独」騒動の指導者の中に既に同氏の名前がある。90年代には根本を忘れ、「下関条約」で台湾が日本に割譲されたのは「台湾人にとって幸運なことだった」など、売国奴の口吻で日本で発表した。同氏は「台独」の縮図と言っていい。この強便な「台独」分子は、自分の膝元の桃園でも3割の票しか獲得していない。道義に背いた行動に自己反省、自己批判もせず、台湾人民の希望や要求に耳を貸さず、ますます得意になって「台独」を吹聴している。「台湾の主権は独立したもので誰も否定できない」、「(台湾と祖国大陸は)歴史上遠縁の親戚だ」、「地理上は近隣にあたる」、「国連加盟が進むべき道だ」などの発言は、赤裸々に祖国分裂をはかり、一つの中国の原則に対立するもので、両岸関係をさらに緊張させるものだ。
周知のように世界に中国は一つであり、台湾は中国の領土の不可分な一部だ。台湾は現在、祖国大陸と未だ統一されてはいないが、台湾は中国領土の一部として、中国の台湾に対して持つ主権は、変えることのできない歴史であり、議論の余地のない事実でもある。この歴史と事実は、世界の大多数の国が承認しているだけではなく、堅持している。呂氏の吹聴する「台湾独立」「台湾の主権」は国際社会の承認を得ることはできない。「(台湾と祖国大陸)は歴史上遠縁の親戚だ」、「地理上は近隣にあたる」などの発言に関し、我々は呂氏にもう少し歴史と地理の常識を学ぶよう薦める。地理上から言うと、古代には台湾と大陸はつながっていた。それが地殻の変動で一部が海底に沈んだことにより、海峡が形成され台湾島が出現した。すなわち台湾島はもともと祖国大陸を構成する一部であり、「近隣」ではない。歴史上から言っても、台湾の最も早い住民の大多数は大陸から移住した人々だった。台湾に文字として残る歴史は紀元230年の魏蜀呉の三国時代に始まり、中国の歴代政府は宋代以来、台湾に行政機構を設け、行政管轄権を行使してきた。すなわち台湾と祖国大陸は「同家」であり、「遠縁の親戚」ではない。法学修士として呂氏は、あまりにも自民族と国家の歴史地理の常識を知らなすぎる。そして客観的原則を無視し、祖国分裂の言論を吹聴し、千年万年後まで汚名を残すだけだ。
祖国統一は中国の歴史的発展の潮流だ。どの時代にも、国家の統一は全てに優先されるものだ。分裂に反対し、統一を追求する価値観は、深く中華民族文化の中に根付いている。民族の意志と要求を無視し、国家統一と一つの中国の原則に反対すれば、必ず自ら人民と手を切り、歴史に恥を刻むことになるだろう。李登輝氏がうぬぼれて陰謀を企み、最終的に民衆の抗議のなか政権から不名誉に降りたことは、このことを証明している。呂氏は、李氏の失敗を戒めとすべきだ。
江沢民主席は「我々は、台湾で誰が政権を取ろうと、彼が大陸に来て話し合うのを歓迎し、同時に我々が台湾に行ってもいい。しかし対話には基礎が必要で、まず一つの中国を承認しなければならない。この前提の下でなら何でも話し合うことができる」と語ったが、両岸の平和統一であろうと、両岸の対話であろうと、一つの中国の原則が基礎、前提条件であり、これに対する挑発は許されない。台湾の美しい未来、輝かしい前途には、統一、平和、対話が必要だ。そして統一、平和、対話には、台湾の新しい指導者が一つの中国の原則を認めることが必ず必要だ。呂氏は、一つの中国の原則を堅持する12億5000万の中国人民を敵に回し、明らかに台湾を戦争の奈落に引きずり込もうとしている。このような人物が語る「台湾の安全」、「人民の幸福」、「両岸の平和」は人を欺くものだ。このような台湾にいつでも災いを招きかねない狂った「台独」分子に台湾の指導を任せて、我々の2300万の台湾同胞は果たして安心だろうか。
|