江沢民主席、イスラエルに到着
イスラエルのワイツマン大統領の招きに応じ、中国の江沢民国家主席は12日午後、専用機でテルアビブに到着、イスラエル公式訪問を開始した。今回の訪問は、中国の国家元首による初めてのイスラエル訪問である。
江沢民主席は飛行場で書面による談話を発表し、以下のように述べた。
中国とユダヤの民族は共に、長い歴史と輝かしい文化を有している。友好交流の歴史は古く、友情の伝統も長い。1992年に中国とイスラエルが国交を樹立して以来、政治、経済、文化などのあらゆる分野において、両国の友好協力関係は目覚しい発展を遂げた。事実から見ても明らかであるように、中国・イスラエル友好協力関係を絶えず強化し、発展させることは、両国国民にとってメリットがあるばかりでなく、地域および世界の平和と発展のためにもプラスとなる。
人類が新たなミレニアムを迎えたこの時期、平和と発展という二大テーマは、国際社会が関心を注ぐ問題となっている。平和、安定、発展の追求はあらゆる国の人々の共通の叫びであり、願望でもある。しかしながら、半世紀以上もの長い間、中東問題は解決されていない。この問題は長期間、この地域にすむ各国の人々に深刻な災難をもたらしたばかりでなく、当地域の平和と発展にも影響を及ぼしている。
現在、中東和平プロセスはカギとなる重要な段階に入った。中国はこのプロセスの発展を推し進め、成果を得るために、自らの努力を惜しまない。
訪問期間中、ワイツマン大統領やバラック首相などイスラエルの指導者と会談し、双方が共に関心を寄せている重大な国際問題や地域の問題、また両国関係などについて、突っ込んだ意見交換を行なうつもりである。同時に、ユダヤ民族の歴史ある文化や現代化建設の成果について、実際に理解を深めたい。
イスラエルのワイツマン大統領は12日夜、大統領官邸で開かれたレセプションで、中華人民共和国の江沢民主席によるイスラエル公式訪問を歓迎し、以下のように述べた。
江沢民主席による今回の訪問は、中国の国家主席による初めてのイスラエル訪問である。この歴史的訪問は、両国の友好協力を更に促進するための基礎を作り上げるものとなるであろう。イスラエルは、対中関係を非常に重視しており、イスラエル・中国両国の農業、科学技術、医薬、文化などの分野における協力の未来は明るい。
江沢民主席は、「中国政府は、中東和平プロセスが引き続き前進することを心から希望している。今回の訪問が中東和平事業の発展に役立つことを望む」と語った。
写真は、大統領官邸で行なわれたレセプションで江沢民主席を歓迎するイスラエルのワイツマン大統領。
「人民日報」 2000年4月13日1面
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