イスラエル大統領主催歓迎晩餐会での江沢民主席の談話(要旨)
中華民族とユダヤ民族は、ともに悠久の歴史と輝かしい文化を持ち、人類の文明に重要な貢献を行い、そして不幸な歴史を経験してきた。中華民族とユダヤ民族が経験してきた長い発展の道のりと、苦難のなかで行ってきた不屈の闘争は、我々両民族のたゆまぬ向上心を反映しているのみならず、人類社会が最終的には一切の困難を克服し、明るい歴史的潮流に向かっていくであろうことを示している。全ての落後、愚昧、邪悪は最終的に克服され、全ての進歩、科学、正義が勝利を勝ち取るだろう。これは逆らうことのできない歴史の法則だ。
現在、中東では歴史的転換が発生している。平和を願い、安定を求め、発展を目指すことは、既にこの地区の各国人民の共通の願いとなっている。しかし、歴史と現実が原因となり中東問題は複雑な矛盾が絡み、その解決は一筋縄ではいかない。中東問題の早期解決は、同地区の各国人民、世界中のすべての平和と進歩の愛好者にとって逃げられることのできない歴史的責任だ。中東問題の解決に必要なのは和平交渉であり武力ではなく、協力であり対立ではない。そして相互理解であり、相互排斥ではない。これは皆が今までの経験と教訓のなかから得てきた共通の認識だ。現在、各方面の共通の努力により、中東和平プロセスが獲得してきた進展は少なくない。国連の関係決議と「土地と平和の交換」原則は、各方面の交渉の基礎となっている。中東の各指導者は政治的先見と度量で、歴史的高い見地に立ち、平和と発展の大局を見渡し、中東問題の早期解決を推し進めている。これは人々の高い支持を得ている。
中国は独立自主の平和外交政策を堅持していく。中国人民は中東各国人民に対し、常に深い同情と、友好の気持ちを抱いている。中国政府は中東地区の和平促進と、同地区の各民族の和解促進に努力を惜しまなかった。中東地区が一日も早く対立、紛争を終結させ、敵対心を取り払って、共に協力し、同地区の各国が経済文化事業の発展に力を集中させ、各国人民がすばらしい平和的生活をおくることができるよう心から期待している。
平和と発展は時代の潮流だ。世界政治の多極化、経済のグローバル化がますます進み、科学技術が日進月歩の発展を遂げるなか、人類は貴重な発展のチャンスに直面していると同時に、厳しい問題にも直面している。総合的に見ればチャンスは問題よりも大きく、希望は困難よりも大きい。しかし、世界は依然としと緊張を抱えているということに目を向けなければならない。地域の衝突、局地的戦争は絶え間なく発生し、不合理で不公正な国際政治・経済の旧秩序は依然として根本的解決を見ていない。多くの発展途上国の人民は、世界経済の発展と科学技術の進歩が人々にもたらす利益を十分に享受していないか、あるいはまったく享受していない。
南北の発展の格差、貧富の格差は縮まるどころか逆に拡大している。世界の3分の2を占める発展途上国の人民の生活改善ペースは依然としてゆっくりとしており、未だ衣食の問題を解決できていないところもある。環境悪化、人口爆発、重債務問題、資源の不合理な利用などは、依然として途上国の経済社会発展を阻害しており、これらの現象については国際社会の多くの有識者が憂慮を示している。そのため我々は、世界の恒久的平和維持には更なる努力が必要であり、各国共同の発展を実現の道はまだ長いことを一貫して強調してきた。
今までの実践はすでに政治の多極化が世界の平和と発展に有益であり、各国人民の希望に合致するものだということを証明している。幾世紀にも渡る植民地システムの崩壊に従い、そして半世紀に渡る冷戦の終結に従い、覇権主義や強権政治で少数の大国や大国グループが国際関係を握り、その他の国家の命運を支配するようなやり方は、既に続けていくことは難しくなっている。当然、多極化の潮流は長期的な発展の過程だ。多極化は単極よりも望ましく、政治の多極化は世界の平和、安定、発展に重要な意義をもっている。これはすでに多くの国家と人民の重要な共通の認識になっており、すでに止めることのできない時代の潮流となっている。
中国人民の今後の奮闘目標は、来世紀中葉までに基本的に現代化を実現し、富強民主文明の社会主義現代化国家を建設し、中華民族の偉大な復興を実現することだ。中国人民は、世界中のすべての平和愛好者と共に、世界の平和と発展のため、そして人類のすばらしい未来のために、自己の知恵と力で貢献することを願っている。
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