唐樹備氏、「両岸関係の改善のカギは台湾当局に」
海峡両岸関係協会の唐樹備常務副会長は8日、厦門で開かれた両岸関係シンポジウムの席上、以下のように述べた。
現在、両岸関係が改善できるかどうか、両岸関係が平和的かつ安定的な将来に向けて発展できるかどうかは、台湾当局が一つの中国という原則を承認し、台湾を中国の一部であると認めるか否かにかかっている。台湾当局が明確に承認してこそ、両岸関係は平和的かつ安定的な発展および関係改善のための幅広いスペースを確保することができる。
台湾の一部の人々は最近、一つの中国という原則を承認することを回避するため、一つの中国という原則の堅持は祖国大陸側が設けた「条件」であり「無理」な前提であると、説明に苦心している。しかしこのような説明は道理や原則に合致していない。1949年以降、長い間海峡両岸は暫定的な分離状態に置かれたが、双方は共に中国はただ一つであると承認し、台湾は中国の一部分であると承認し、また中国の主権と領土保全は分割されていないということを承認していた。以上の3つの「承認」を基礎として踏まえ、双方は一つの中国という原則を堅持している。またこの基礎の上に両岸関係を発展させ、国家統一を追求している。「海峡両岸がそれぞれ一つの中国という原則を堅持する」という主張は台湾当局の関連規定や、台湾当局の「国家統一綱領」および「国家統一会結論」にも明記されている。一つの中国という原則は国民党・共産党両党の「歴史的怨念」ではなく、政治的および歴史的現実である。台湾ではたとえ誰が台湾を支配しようとも、いずれも台湾は中国の一部であるという事実を変えることはできず、いわゆる「台湾の主権独立」はこれまでも、またこれからも「歴史的および政治的現実」となることはない。
一つの中国という原則を堅持することは、中国の主権と領土保全に関わり、また台湾は中国の領土であるか否かという問題に関わっている。この根本的な問題において、中国政府および中国人民には後退する余地はなく、またいかなる譲歩も行なわない。台湾問題は中国の内政である。「国連憲章」における国と国との関係を処理する原則を引用し、両岸関係に当てはめることは事実上「二国論」を堅持することであり、「善意」ある行動ではない。台湾の一部の人々は「一つの中国」を討論の議題としても良いと述べているが、「一つの中国」を対話の前提にすることはできないとしている。これは事実上、台湾は中国の一部であるということを認めていないことになる。ひいては台湾は中国の一部分であるか否かということについて、大陸側と討論することを望んでおり、実際には大陸に台湾の地位は未定であると認めさせようとするものである。
現在の真の問題は台湾の一部の人々が、1949年以降台湾が取ってきた「海峡両岸はいずれも一つの中国という原則を堅持する」立場を覆し、また現在までの台湾の関連規定や政策における「台湾は中国の一部である」という原則を引っ繰り返そうとしていることである。このようなことを続ければ、両岸間にある昔からの問題を解決する方法を失うばかりでなく、非常に厳しい新たな問題が絶えず生じることになる。また台湾同胞の平和、安全、発展を求める願望も水の泡となり、「台湾海峡の永久的平和を維持する」ことも空論になってしまう。
中国政府の態度は、@一つの中国という原則を明確に受け入れるために行なわれる努力についてはいずれも、我々は歓迎の意を表すが、A一つの中国という原則とは反対方向に進む言動については、反対の立場を堅持する。
中国政府は一つの中国という原則の基礎を踏まえて、平等な話し合いを主張しており、中央と地方といった名目で協議を行なうのではなく、平等な話し合いであり、双方が受入可能な協議の名目を探しても良い。また両岸の事務的な話し合いにおいて、一つの中国の政治的意味についての話は先に延ばしてもよいと主張する。統一に先立ち、両岸の実務処理において、両岸の政治対話や話し合いの中で、一つの中国という原則を堅持するということは、中国はただ一つであり、台湾は中国の一部で、中国の主権と領土保全は分割不可能であることを堅持することであると主張する。一つの中国という原則を堅持してこそ、どのような問題についても話し合うことができる。我々の態度および主張は明白で、誤りはない。台湾当局は曲解したり、間違った方向へ導いたりしてはならない。
最後に、一つの中国という原則はまた、台湾同胞の切実な権益を守り、平和的かつ安定的な両岸関係が台湾に社会の安定と経済の繁栄という将来性のある発展をもたらすことが可能である。一つの中国という原則を基礎として、両岸は経済協力、科学技術文化交流を発展させ、両岸の直接の「三通(通商、通航、通信)」を実現させ、中華民族に幸福をもたらすことができる。
「人民日報網絡版」 2000年5月9日
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