中国、砂漠化防止・整備計画を確定
国家林業局の李育才副局長は15日に開かれた「砂漠化防止・整備専門家座談会」の席上、プロジェクトによる環境整備を重点とした砂漠化防止・整備計画の基本案が完成し、近日中に実施に移されると発表した。
計画によると、全国砂漠化防止プロジェクトでは8大砂漠周辺と4大砂地、黄河旧流域の砂地を重点地区と定め(この3地区は全国の砂漠化面積の73.4%を占め14省・直轄市・自治区におよぶ)、そのうち38.92万平方キロメートルの土地(砂漠化面積の31.5%)で近日中に整備を開始する。上記3地区は気候や自然地理条件、砂漠化の現状、分布の特徴に基づき、3大生態類型区に分けられ、9つの整備プロジェクトが開始される。3大類型区は下記の通り。
1、砂漠周辺の乾燥地区とオアシス地区:タクラマカン、古尓通古特、巴丹吉林、テンゲル、庫姆塔格の5大砂漠周辺地区。
2、半乾燥・半湿潤の砂地地区:北京市に黄砂をもたらす源である内蒙古自治区、河北省を含む。人口密度が高いことから人為的な環境破壊が深刻な問題。
3、高原寒冷地区:青蔵高原(チベット高原)の寒冷地帯に位置するチャイダム盆地と西蔵(チベット)のヤルツァンポ川中流の河谷地区に砂漠化した土地が集中(大部分が海抜3000メートル以上)。
地区ごとに砂漠化の特徴が異なることから、各地でそれぞれ異なる整備プロジェクトが採用され、独自に推進されることになる。
砂漠化防止・整備計画の総体的な目標は、10年前後の時間をかけて砂漠化の拡大を抑え、約30年後には砂漠化面積を縮小させ、2050年には砂漠化整備を可能な限り完了させ、経済と社会と環境との調和のとれた発展を求めることであるという。
「人民日報」2000年5月16日5面
|