一つの中国の原則は決して台湾に強要するものではない
台湾当局の指導者の20日の演説の要害は、一つの中国の原則を承認せず、一つの中国を「将来」の問題だとした。
台湾の著名な人士が「自分が中国人であることを承認することがそんなに難しいことだろうか」と問い詰めたのと同じように、我々も「一つの中国の原則を承認することがそんなに難しいことだろうか」と問いたい。一つの中国は歴史であり、現実であり、そして揺らぐことのない事実と法理という基礎を持っている。歴史上、昔から今まで台湾は中国の一部だった。1949年の内戦で両岸は一時的分裂状態になっているが、これは台湾が中国に属し、中国の一部であるという事実に変化を与えるものではない。世界に中国は一つしかなく、台湾は中国の一部であり、台湾人はすなわち中国人であるということは、国内外すべての中国人の共通の認識であり、国際社会公認の事実でもある。台湾当局が国連で議席を占めた時であろうと、中華人民共和国の国連における合法的地位が回復され、台湾当局が代表権を失った時であろうと、両岸と国際社会はともに一つの中国を確認しているのだ。
海峡両岸がともに一つの中国の原則を堅持していることもまた、歴史の事実である。1949年以来台湾当局は一つの中国の原則を堅持してきた。蒋氏父子は台湾を統治していた数十年の間、「中国は一つであり、中国は必ず統一される」と終始一貫して表明していた。李登輝も就任まもない頃、「中国は一つであり、中国は必ず統一される」「中国は一つである。統一されるべきであり、必ず統一されなければならない。すべての中国人は統一の責任から逃れることはできず、統一の努力を怠ることはできない」と表明した。「国家統一追求の目標」も台湾当局の統一関係綱領に見ることができる。海峡両岸関係協会と台湾海峡交流基金会は1992年、口頭で「海峡両岸が一つの中国の原則を堅持する」ことで合意、「汪辜会談」の成功を促し、両岸関係の歴史的一歩を踏み出した。しかし李登輝はその執政後期に徐々に分裂、「台独(台湾独立)」の道を歩み始め、一つの中国の原則を否定するに至った。
ここから一つの中国の原則堅持は、長期にわたる海峡両岸の共通の立場であり、両岸の平和と交流形成を保証するものであることが見て取れる。台湾人民はさまざまな原因から統一の即時実現には懸念も抱いているが、一つの中国の原則には賛同している。一つの中国の原則が両岸の争点となったのは、李登輝が台湾当局の立場を変更し、一つの中国の原則を否定して「二国論」の分裂論調を吹聴し、台湾を中国から切り離そうと企んだからである。李登輝の言動、その結末が証明しているように、一つの中国の原則の破壊・否定は両岸関係に極度の緊張しかもたらさない。一つの中国の原則を明確に承認してはじめて、両岸の対話、交渉、交流をすることができ、台湾当局が関心を持つあらゆる問題を解決し、本当の「善意和解」を実現することができる。
中国共産党中央委員会台湾弁公室と国務院台湾弁公室は20日、「一つの中国の原則の下で対話と交渉を行い、双方の高官レベルの相互訪問を実現することを希望している」と声明を発表した。台湾当局が「二国論」を放棄し、両会の1992年に合意した口頭による「海峡両岸の一つの中国の原則堅持」の共通認識を明確に承認しさえすえれば、大陸側は海峡両岸関係協会に権限を授け台湾方面の団体・人士と対話を再開することができる。これは祖国大陸の両岸平和統一実現に対する誠意を十分に表している。
「台独」は必ず行き詰まる。台湾問題は無期限に引き伸ばすことはできない。現在、両岸同胞を含む国内外のすべての中国人と国際社会が、両岸関係が平和・安定に向かい発展していくことを希望している。台湾の指導者は分裂の主張を放棄し、両岸関係において実際の行動で平和統一に向けて歩んでいかなければならない。
「人民日報」2000年5月24日4面
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