「解放軍報」の論文、「台湾の未来は祖国の完全統一にかかっている」
1日発行された「解放軍報」は、「台湾の未来は祖国の完全統一にかかっている」と題する署名入りの論文を掲載した。主の内容は以下の通り。
台湾は現在、重要な問題についてどんな態度を採るかを決定する十字路に立ちし、2つの将来、2つの運命的選択に直面している。
統一により、台湾は祖国大陸と同様、幅広い国際的な活躍のスペースを確保でき、また世界から尊敬される国際的地位を手に入れ、台湾の人々は国際社会で中国人としての真の尊厳と栄誉を享受することができる。歴史的に見て、台湾の運命は一貫して、祖国の統一と分裂、栄枯盛衰、栄辱と緊密な関係にあった。強大な祖国との永遠の統一を果たすことは、台湾の運命の最終的な帰属先である。一つの中国の原則を堅持するという基礎を踏まえ、中国の完全な統一と中華民族全体の振興を実現させてこそ、台湾は偉大な祖国と共に、国際社会において真の独立、平等、安全を勝ち取ることが出来る。
統一してこそ、台湾経済の安定と発展は、強固な支点を得ることができ、台湾の人々の福祉は根本から保証される。台湾の経済は典型的な島国経済であり、かなり発展はしているものの、その発展の見通しは十分とは言えず、非常に脆弱なものである。台湾島内の天然資源も不足しており、エネルギーや主要な戦略物資の8割以上を輸入に頼っている。島内のマーケットも小さく、外部の市場に過度に頼り、国民総生産に占める対外貿易の割合は96%以上である。しかし祖国大陸は960万平方メートルという広大な土地と、豊富な天然資源を有している。また12億の人口で構成された巨大な市場は現在では、世界最大の新興市場となっている。世界経済のグローバル化および地域の集団化という2つの流れによる二重の圧力を受けている台湾経済の持続的かつ安定的な発展という希望は祖国大陸にある。海峡両岸の経済貿易関係が過去20年間発展してきたことは、このことの証明である。
祖国統一は台湾の経済と社会生活にとって、更に安全かつ安定的な政治環境を提供する。海峡両岸が統一するまでは、台湾問題は一貫してアジア太平洋の平和に対する脅威となっている。外国の勢力の険悪な企みや、様々な「台湾独立」の分裂勢力はまた、安定と発展を切望する台湾同胞の悩みの種でもある。1日も早く祖国の完全統一を実現させることは台湾経済の安定や発展にとって、頼ることのできる保障となるばかりでなく、台湾経済に新しい活力を与え、新たな発展のチャンスをもたらすであろう。
統一することにより、台湾の平和と安全は強固な後ろ盾を得ることができる。地理政治学から見て、台湾はアジア太平洋戦略構造における重要な位置にあり、歴史上各大国の争いに必ず巻き込まれてきた。台湾は典型的な山地島嶼(しょ)であり、面積は狭く、四方は海に囲まれ、戦略的深度に乏しい。3万6千平方キロメートルの島の上に2300万人の人が暮らしており、根本的に大国による強引な侵入に抵抗する方法を持たない。台湾当局は歴史の流れに逆らい、一方で台湾の人々の大量の汗や血、資金を浪費し、軍備競争を行ない、「武力を持って統一を拒絶」することを画策している。また一方では、絶えず外国の支持を求め、軍備と外国という二重の保険に頼って、台湾の安全を保証しようと画策している。このような行動は実際には空想であり、敵を内部に導き、災いを招いているのは疑いようもなく、最終的に他人の束縛を受けることになるであろう。
祖国の完全統一は逆らうことのできない歴史的潮流である。海峡両岸の統一は双方に利益をもたらし、分裂は双方に被害を及ぼす。これは両岸の人々や香港・澳門(マカオ)の同胞を含めた世界中の炎黄の子孫(中国人)の共通認識である。中国人民による反「台湾独立」のための団結、平和維持、統一促進を求めるすさまじい気勢の下、中国の主権や領土の保全および中華民族全体の利益を損なうような言動、また一つの中国の原則に挑戦するような言動、台湾は中国の一部であると認めず、自分は中国人でないとする言動はいずれも、だんだんと人々の支持を失っていくであろう。それにより引き起こされる結果は平和ではなく、災難である。「台湾独立」を主張する分裂勢力は1日も早く冷静に現実を見つめ、中国領土および主権の保全への挑戦を停止するべきである。台湾を祖国から分裂させようと企てる勢力に対して、12億の中国人民は生命と血をかけて国家の主権と領土の保全を防衛する。
「人民日報」 2000年6月2日5日
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