朱鎔基総理、環境保護と生態建設をさらに重視
国務院の朱鎔基総理は6月5日の世界環境デーを前に4日、これについて電話演説を行った。以下は電話演説の全文。
新たな千年の始まりに際し、国連は今年の世界環境デーのテーマを「環境ミレニアム、行動に移そう」に決めた。これは世界各国人民の環境改善、美しい未来の建設に対する共通の願いを反映しており、世界の環境と発展に対する調和の歴史的呼びかけでもある。
この千年を振り返ってみると、産業革命以来人類はこれまでにないほど巨大な物質的富を手に入れ、同時に環境という大きな代償を支払ってきた。生態破壊、環境汚染は人類の生存と発展にとって大きな脅威となっており、環境問題の解決は緊急の課題となっている。新たな千年の到来に際し、世界各国の人民は手を携えて、我々のふるさとであるこの地球を保護していかなくてはならない。
中国は環境問題を重視し環境保護を基本的国策としている。そして一連の環境保護法規や対策を通じ、環境改善に努力を払っている。とりわけここ数年、経済構造調整に合わせて環境保護と生態建設に力を入れ、積極的成果を獲得した。しかし、中国の環境汚染が依然として深刻であり、生態環境悪化の勢いが依然弱まっていないことに目を向ける必要がある。今年連続して発生した黄砂が、我々に警鐘を鳴らしている。生態保護と環境改善は長期的で困難な任務だ。
新世紀における現代化建設の第三次目標達成に向け、環境保護はさらに大きな困難と挑戦に直面するだろう。我々は持続可能な発展戦略を真剣に実施し、環境保護と生態建設をさらに重視していく。総合計画を堅持し、科学技術の進歩に従って資金投入を増加、環境整備を強化して植林を進め、水資源と土壌資源を保護して生態環境を改善させていく。全国人民の辛抱強い努力を通じ、水はさらに清く、空はさらに青く、山河はさらに美しく、この中国の大地を変えていけると信じている。
中国政府は引き続き国際環境協力の原則を堅持し、世界の環境問題解決に対し積極的に注視、参与していく。そして国際環境条約を履行し、世界の環境保護のために中国として出来る限りの貢献をしていく。
「人民日報」2000年6月5日7面
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