南部の水を北部へ導入するためのプロジェクト、計画制定作業が進む
水利部は5日、記者連絡会を開き、社会の人々が関心を寄せている南水北調(南部の水の北部への導入)プロジェクト関連問題について紹介し、説明を行なった。情報によると、水利部は北部地域の水資源の全体的計画活動を確実に行ない、国家の「第10次五カ年計画」に、南水北調プロジェクトを組み入れるための根拠を提供している。
数十年に及ぶ研究の結果、南水北調プロジェクト全体構造は西、中、東の3つの路線、長江流域の上流、中流、下流域に相当する区域で水の調整を行ない、西北部(中国で最も乾燥が厳しい地域)、華北(中国で水不足が最も深刻な地域)の各地の経済発展に伴う必要性に応えなければならない。
南水北調プロジェクト計画の設計・管理活動を更に強化するため、水利部は以前の「南水北調計画弁公室」を、「南水北調計画設計管理局」と改名し、南水北調プロジェクト計画の設計・管理活動を行なうことを決定した。
水利部はこのほど、指導者や専門家を招き、南水北調の中線、東線の関連中心地区および計画水路の現地視察を行なった。専門家によると、南水北調プロジェクトは必ず実行されなければならず、南水北調の中線、東線プロジェクトは、現代の技術力や経済力を用いれば十分に実行が可能である。短期間のうちに実行された場合、華北地区における深刻な水不足の問題は解決される。同時に、南水北調の中線、東線プロジェクト完成後、流域をまたぐ水量の調整、黄河の水資源を合理的に配置することができ、それにより、西部地区では更に多くの水を使用するための条件が整い、西部開発戦略の実施を促進することになる。
水利部の南水北調計画設計管理局の張国良局長は、北方地区の水資源総体計画は全面的にスタートした。水利部は今年9月、「北方地区の水資源全体計画綱要」を正式に提出する予定である。北方地区、特に京津冀地区(北京市、天津市、河北省)の水不足、南水北調プロジェクトの総体的な分布や実施について意見を延べ、国家の「第10次五カ年計画」に南水北調プロジェクトを組み入れるための根拠を提出する。
「人民日報」 2000年6月6日 1面
|