三峡プロジェクト、長江の水質への影響はない
国家環境保護総局が5日発表した「長江・三峡プロジェクトの生態・環境監督測定レポート2000」によると、三峡ダムの自然生態は相対的に見て、元の状態を維持しており、三峡プロジェクト工事による、長江主流の水質に対する影響は確認されず、ダム建設地域に住む人々の健康にも異常は見られない。しかしダム建設地区および長江沿岸の工場および都市生活による汚染物質の排出は同地区の環境に大きな影響を及ぼしている。
レポートによると、三峡ダム建設地区では、1999年水質は全体的に良好で、総合評価は2、3類となったが、汚染物質が大量に含む工業用排水および都市生活排水が流出している下流区域では、汚染が顕著であることがわかった。中でも重慶中心地、江津市、長寿県、ふ陵区、万州区では多量の工業用排水が流出しており、ダム建設地区全体の工業用排水量の93%以上を占めるとのこと。
レポートではまた、ダム建設地区では船舶汚染事故およびゴミの廃棄が頻繁に見られ、ダム建設地区の汚染防止整備の建設は緩慢で、ゴミのほとんどは長江に捨てられる或いは川沿いに放棄されており、ダムの貯水開始後のダム建設地区の水質に深刻な問題を及ぼすことが懸念されると指摘した。
国家環境保全総局の解振華局長は5日、記者の質問に答え、「三峡ダム建設地区および長江の中・上流の生態環境について、国家は極めて重要視しており、今後、特に『第10期五カ年計画』期間中、国家環境保護の重点プロジェクトとして、解決のための努力が行なわれる」
「人民日報」 2000年6月6日 5面
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