農業と農村経済は安定的に推移
今年に入って、中国の農業と農村経済は農業の構造調整という中心的任務を囲んで安定的に推移しており、総体的情勢は上向きになっている。
農業部の推計によると、夏季収穫作物の作付面積は4.4億ムー(約29億アール)で、昨年より約2000万ムー(約1.3億アール)減少した。同作物の生産量は約1050億キログラムで、昨年より1割程度の減産になった。減産の主な原因は、(1)栽培構造の調整、作付面積の政策的減反(2)黄河・淮河、揚子江・漢水、華北、西北など小麦の主用生産地域が深刻な旱ばつに見舞われたこと(3)市場作物価格の下落が農民の作付や生産投入に影響し、夏季収穫作物の単位面積産量が低下していること、などがあげられる。
秋季収穫作物の面積は10%程度の減少と推計され、穀物の年間作付面積は16.47億ムー(約110億アール)で、昨年より5000万ムー(約3.3億アール)ほど減少すると予想される。このうち減少幅が比較的大きいのは小麦ととうもろこしで、穀物品種構造が一層改善されている。
綿花はほぼ横ばいを保ち、糖料作物の面積は減少、油料・野菜の作付面積は拡大している。紡績品の輸出が順調なことから、綿花の市場価格は若干上昇した。綿花の作付面積は年初の計画を上回り、昨年と同レベルを保つと予想される。糖料作物の面積は2200万ムー(約1.47億アール)と推計され、昨年より約240万ムー(約1600万アール)の減少。油料面積は2.3億ムー(約15.3億アール)で2100万ムー(約1.4億アール)増加すると予想される。夏季収穫油の生産量は1000万トンを超えると推計され、昨年より約8%の増産。野菜の年間作付面積は昨年より2700万ムー(約1.8億アール)ほど拡大する見込みである。
牧畜業、漁業の生産高は安定的に増加しており、郷鎮企業も安定成長を続けている。1−4月の全国郷鎮企業実現増加額は7723億元で、前年同期比12.1%であった。利益総額は1724億元で前の年を12.7%上回り、納税額は639億元で同14.8%伸びた。
「人民日報」2000年7月6日2面
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