英議会、政府にNMD不支持を促す
英下院外交事務委員会は2日発表した大規模殺戮兵器に関する報告の中で、英政府に対して米本土ミサイル防衛システム(NMD)の不支持を促し、また、政府が米国に説得してやめさせるよう求めた。
報告は「米国が配備を進めるNMDは国際社会が直面する武器拡散問題の有効な対応策ではない」とし、「英政府は、直面する脅威を削減するために米国が他の方法を見つけ出していくよう促していくべき」と指摘している。
同報告は英国で大きな反響を呼んだ。ピーター・ヘイン外交国務大臣も、米国に対し英政府は同計画に対する懸念をはっきりと伝えるつもりであることを明らかにした。
「人民日報海外版」2000年8月4日2面
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