■ 総 合    2000.08.23

 
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カトリック愛国会主席、中国の宗教の問題についてコメント

  中国宗教指導者訪米代表団の団長を務める、カトリック愛国会主席の傅鉄山主教は22日、カリフォルニア大学のロサンゼルス分校で行なわれた「現代の中国の宗教発展に関するシンポジウム」の席上、「中国の各宗教は様々な経験を経て、積極的に社会に適応し、参加しようと努力している。その結果、より多くの人々の認識も得られ、社会の一部として認められつつある」と述べた。欧米では宗教が普遍的な衰退期にある一方、中国では宗教は成長しつつあることについて、傅主教は、「社会が転換期を迎え、国内外の交流が頻繁になっている現在、様々な思想、概念、学説が新しく現れる一方、消極的かつ退廃的な教えが混ざり合うことは避けられず、中国の信仰にとっての障害や悪影響を与えている。また邪教集団が中国の宗教に被害をもたらしている」と述べ、中国の各宗教は協力し合い、邪教が正当な宗教信仰に悪影響を与えることを防ごうと呼びかけた。

  博主教はまた、新しい世紀を控え、新たなミレニアムを迎え、中国の宗教が直面している問題として、以下の3点を挙げた。

  1.各宗教それぞれが抱える問題。中国では宗教の社会的地位が向上しているため、宗教を利用して個人の私欲をかなえることを目的とし、正しい信仰が足りない人々を誤った方向へと導く人物が出現している。聖職者は、自らの素養を絶えず高めると同時に、宗教活動の場所、宗教経典の出版、宗教教職員のグループの組織など、信者が必要とする分野の整備を進めなければならない。そのため中国では様々な宗教は現在、宗教経典の印刷や新たな宗教の活動施設の開設を急ぎ、特に多くの若い教職員の育成を進めるなど、日増しに高まる信者の要求に応えるための努力を続けている。

  2.中国社会が抱える問題。中国経済の市場化が進み、社会では文化や信仰の多様化がもたらされている。社会はまさに転換期を迎えており、様々な思想、概念が生まれているが、中にははるか昔の封建的な迷信や邪説が混ざっており、宗教的機関にとっての脅威となっている。現代化の流れの中で、中国の宗教が、世俗的な概念や生産方法による障害や悪影響を免れることは難しい。享楽主義、拝金主義、功利主義などが中国の宗教の健全な発展を妨げている。

  3.各国が抱えている問題。経済のグローバル化が進む現在、国内外の宗教が交流する機会も増え、中国の宗教はそれぞれ、自らの特徴を守り、優れた伝統を世界へPRするという問題を抱えている。中国カトリック、プロテスタント、イスラム教はさらに本来の姿を表現し、中国に根付くための努力を行なうと同時に、自らの素養を高め、各国と同時に発展していかなければならない。また中国の仏教と道教は、現代化およびグローバル化と同時に、代表し表現している中華文明の優れた伝統を活かして、各国と交流するべきである。各宗教は相互に助け合い、社会に奉仕し、世界平和を促進するために、各国に対してそれぞれの経験を提供していくことが重要である。

  「人民日報網絡中心」 2000年8月23日

 


中国宗教指導者訪米団、中国社会の多元化を表現

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