「現代中国宗教発展論壇」、米ロサンゼルスで開催
中国宗教指導者代表団の団長を務める、カトリック愛国会主席の傅鉄山主教は22日、カリフォルニア大学のロサンゼルス分校で演説を行ない、各国の宗教関係者は中国の宗教の現状に関心を寄せているが、さらなる交流の必要性を感じることが多いと述べた。
米中教育サービス交流センターおよびカリフォルニア州立大学ロサンゼルス分校東アジア研究センターが主催する「現代中国宗教発展論壇」の席上、傅主教は、中国カトリックは過去10年間で900人以上の神父を育成したと説明した。北京キリスト教・崇文門堂では毎週行なわれる礼拝におよそ3千人の信者が参加し、北京最大の繁華街、王府井カトリック教会の建設工事も年内には終了する予定。
代表団の副団長を務める、中国キリスト教協会の韓文藻会長は、中国での今年の聖書印刷部数は2500万冊を超えたことを明らかにした。また中国キリスト教協会副会長の曹聖潔牧師は、「中国の宗教は現在、社会に適応し、参加するために努力している。また同時に人々の宗教に対する認識も高まっており、宗教が発展するための環境は整いつつある」と中国の現状について語った。
中国道教協会会長の閔智亭道長は、「道教はありのままの自然を尊んでおり、道教の理論は環境保護や持続的な発展にとっても重要な意味がある」と紹介し、中国仏教協会副会長の聖輝法師は、「仏教は平和と博愛を提唱している。世界平和のためには、仏教の教えから学ぶことも多い」と話した。
代表団のメンバーによるこのような発言は、カリフォルニア州で活動する宗教界の人々および学者から高い評価を受けた。
論壇に参加した米宗教界の人々は口々に、「中国を訪れたことのあるアメリカ人が少ないため、中国の実情についてあまり知られておらず、中国の宗教には多くの問題が存在すると思っている人々もいる。事実、宗教の発展が完璧である国など一つもなく、アメリカの宗教も多くの問題を抱えている。対話や交流を通じて、これらの問題を共に解決するために努力することが重要だ」と述べた。
写真は、代表団副団長の中国キリスト教協会の韓文藻会長(右から2人目)と現地の宗教指導者。
「人民日報海外版」 2000年8月24日 1面
|