中国宗教指導者、宗教の純潔性を維持するよう呼びかけ
中国の宗教指導者代表団団長を務める、中国カトリック教愛国会主席の傅鉄山司教は29日、国連で開催中の世界各国の宗教指導者らによる「ミレニアム国際平和サミット」で演説を行ない、各国の宗教界に向けて「平和を旗印として掲げ、宗教の純潔性を守ると同時に、宗教の寛容と理解を提唱し、共存できる環境を作り上げよう」と呼びかけた。
傅鉄山司教は演説で、「中国では数千年間、『平和重視』が伝統文化における重要な精神となっている。このような精神が、異なった宗教や文明を受け入れることのできる、中華民族の寛容さを養ってきた。各宗教は寛容な環境の下、共存を求め、平和を崇めるという素晴らしい伝統を育てている。中国は多宗教国家である。各宗教は共存し、歴史的にも残酷な宗教戦争が発生したことはない。宗教を自由に信仰する権利は中国の憲法に早くから記され、人々は憲法および法律の保障を受け、宗教を信仰する自由を全面的かつ十分に享受していると同時に、五大宗教の共存関係もまた新たな段階を迎えている。各宗教の地位は平等で、尊重し合い、宗教学校の開設、青年教職員の育成、宗教書籍の出版、主教経典の印刷、各国との交流など、独自の宗教活動を展開している。我々宗教家にとっては『最良の時期』である」と中国の現状を紹介した。また傅鉄山司教は、「現在世界には、戦争、貧困が見られ、人類はこれまでと同様の苦痛を強いられている。多くの暴力や犯罪がはびこり、中には宗教の名目が利用されているものもある。宗教が提唱する、仁慈、博愛、寛大、和解は、人類が平和を維持するための貴重な精神の源である」と語り、人々に向けて、神聖な英知を守り、「国連憲章」の主旨と原則を尊重することにより、宗教の純潔性を汚し、冒涜するような行動を警戒し、終わらせようと呼びかけた。
「人民日報網絡中心」 2000年8月31日
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