外交部スポークスマン、米のNMD先送りを「理性的」と評価
中国外交部の朱邦造スポークスマンは2日、クリントン米大統領が米の国家ミサイル防衛システム(NMD)配備を次期政権に委ねた決定について、「中国政府はクリントン大統領が1日、現在のところNMDを配備しないと決定したことに注目しており、同決定は理性的なものだと考える」との談話を発表した。
朱スポークスマンはまた、「中国政府は繰り返し、全世界の軍事的安定および安全は各国の利益に合致し、世界の平和と安定にとってプラスとなり、また国際的な軍縮の努力にとっても有益であると主張してきた」と述べた。また「アメリカ政府はこの問題について他国とさらに接触と協議を進めることを望んでいる」と語り、構想の見直しを求めた。
「人民日報海外版」 2000年9月4日
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