■ 総 合    2000.09.08

 
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グループ討論会での江沢民主席の発言−人権と主権の関係について

  1.経済のグローバル化は社会生産力の発展に伴い発生する客観的趨勢である。

  2.経済のグローバル化は各国の連絡を緊密にするとともに、各国の発展にチャンスを与えている。しかし経済のグローバル化の過程で、各国の地位と環境は異なる。発展資金の欠乏、過度の債務負担、貿易条件の悪化、金融リスクの増加、技術水準の遅れが発展途上国を総体的に不利な立場に置いている。関係する統計資料によると、40年前に世界の貧富の格差は30:1(平均収入の比)だったのに対し、現在では74:1に拡大している。現在、国連加盟国の中に後発発展途上国(LDC)は48ヵ国あるが、20年前には20余りしかなかった。さらに憂慮すべきなのは、発展途上国経済の安全と主権は現在、これまでにない圧迫と挑戦に直面している。これは健全なグローバル経済の発展にマイナスとなるだけでなく、一部の国の社会安定や地域・世界の平和に脅威をもたらすことになる。

  3.(1)我々が必要としているのは世界各国すべてに利益のある経済のグローバル化であり、あらゆる国家、すなわち南側や北側、大国や小国に関わらず、すべてが受益者となることである。

  (2)我々が必要としているのは世界各国すべてに平等な経済のグローバル化であり、一部の国家の富は南側諸国の貧困の上に築くべきではなく、また築くこともできない。

  (3)我々が必要としているのは世界各国すべてに公平な経済のグローバル化であり、世界の貧富の格差は徐々に縮小していくべきで、絶えず拡大していくべきではない。もし拡大するものなら人類はこれに大きな代価を払わなければならなくなるだろう。

  (4)我々が必要としているのは世界各国が共存する経済のグローバル化であり、相互尊重、相互促進を促し、経済発展モデル、文化と価値観念の多様性、世界文明を維持しさえすれば、世界は活気に溢れた発展を遂げるだろう。

  4.経済のグローバル化の過程で如何に利益を得て弊害を避けるか、如何に人類の共同発展を促すか。このカギは公正合理的な国際経済新秩序の構築にあると考えている。国連はこの点で自己の役割を発揮し、各国が世界経済の策定と規則の制定に平等な権利を持ち、新たな合理的国際金融と貿易体制を構築し、発展途上国の経済グローバル化におけるリスクを減少させるべきだ。

  「人民日報」2000年9月8日1面

 


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