ヘッドラインニュース    2000.09.09

 
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江沢民主席、中米関係について演説

  米中関係全国委員会など米国の友好団体は8日昼、盛大な昼食会を開き、国連ミレニアムサミットに参加するためにニューヨークを訪れている江沢民国家主席を歓迎した。江沢民主席は昼食会で「新世紀に向けた中米関係を共に築こう」と題する演説を行った。江沢民主席の演説の概要は以下の通り。

  中米関係の発展を促すために、我々は互いの国や国民をさらに知る必要がある。これまでの歴史と現実が示しているように、偏見は無知よりも真理からかけ離れており、偏見は互い交際や交流を阻害してしまう。中国は現在、積極的に米国を知ろうとしており、米国もまた中国を積極的に知るべきである。

  中華民族は伝統的に平和を愛する民族である。中国人民は昔から「和を以って尊しとする」思想を持ち、天下泰平を望み、各国国民と友好的に付き合ってきた。中国の発展は世界の平和と安定に積極的役割を果たすもので、如何なる人々にとっても脅威となるものではない。

  民主化、自由、人権は人類共通の目標だが、各国の歴史や文化、社会制度は異なり、発展レベルにも差があるので、当然その性質や内容、形式も異なる。これは当然のことである。これらの差異を国家間の関係発展の妨げとするべきではない。世界は豊富多彩であるべきである。世界各国の政治制度を一つに統一し、一国の価値観念で世界各国国民の多用な選択を判断しようとしたら、それは非民主的なことである。中米両国は平等と相互尊重を基礎に交流と対話を強化していかなくてはならない。

  台湾問題を適切に処理することは、新世紀の中米関係を結ぶカギとなる。この数十年の間に、中米関係は波乱曲折も経験したが、その多くは台湾問題に端を発したものだ。民主党政府であれ共和党であれ、台湾問題においては共に確約を表明している。台湾は祖国大陸と統一した後も、米国とは経済、文化の交流関係を保っていくことができる。台湾問題の早期解決は中米関係の正常な発展にとって有益なことだけでなく、世界やアジア太平洋地域の平和と安定にとっても有益である。

  中国の世界貿易機関(WTO)加盟は中国経済発展の流れであり、世界経済発展の流れでもある。米国はWTOの規定に基づき、中国が米市場に進出するための公平な競争の環境を整えると同時に、各種の不合理な技術的障壁を取り除くべきである。中国に対する恒久的な正常貿易関係(PNTR)付与の問題解決は、WTOの規定に基づいた米国の義務であり、中国のWTO加盟に関する中米の2国間協定執行の基礎であり前提である。

  中米の経済は相互補完性が強く、経済貿易協力の発展の可能性は大きい。中国の発展は米国を含む世界各国に、更なる大きな市場を提供し、巨大な経済技術協力のチャンスを提供するものである。

  中国と米国はともに核保有国であり、国連安全保障理事会の常任理事国である。我々は人類の平和と安全に関わる重要な問題で大きな責任を負っている。我々は後の世代が安全で繁栄した幸福な世界の中で生活し、飢餓や疾病、恐怖といった苦悩を取り除くことができるよう望んでいる。そのためにも我々は安全、核拡散防止、環境保全、国際犯罪の取り締まりなどの問題で米国と協議と協力を強化していきたい。中米両国と世界各国は世界の共同安全という崇高な目標の実現を目指して努力していかなくてはならない。

  「人民日報海外版」2000年9月9日1面

 


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