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竜代表「中国のWTO加盟は途上国間協力に新チャンス」
竜永図・世界貿易機関(WTO)中国加盟交渉首席代表は4日、上海で開催されている「アジア・太平洋工業発展フォーラム・上海2000」に出席し、「WTO――中国と発展途上国の協力のチャンス」と題する演説を行った。この中で竜代表は「中国は発展途上国としてWTOに加盟するという基本原則には特別の意義を持っている。これが中国と途上国間の協力に新しいチャンスを生む基盤となる」ことを強調した。
竜代表は、「中国経済の基本的な発展戦略は主に国内に向いている。中国は一貫して内需拡大を主な政策手段とし国内経済を発展させてきた。貿易立国の方針を実施することはありえない。今後、中国製品は国際競争力をつけることが必要となるが、それは値下げによるのではなく、品質の向上によって行うものだ。こうした傾向により中国と途上国間の輸出製品の相互補完性は強化され、競争が減る。中国はWTO加盟後、合意事項を履行し、途上国の製品に対し関税の引き下げやその他新しい貿易措置を実施する。途上国の対中輸出に新たなチャンスが生まれるだろう」と語った。
竜代表はまた、「中国に参入する外資の増加は他の途上国に参入する外資の減少を必要な条件とするわけではない。また他の途上国への外資の流れに大きな影響を及ぼすものでもない。現在、世界の外資は主に先進国に流れており、中国に入る外資がある程度増えても、世界全体の外資の流れが変わることはなく、また途上国への外資の額に影響が出ることもない。中国に進出する大きなプロジェクトは、関連の生産ネットワークを周辺国で構築する可能性もあり、こうした国々には外資がさらに集まってくる。中国と他の途上国間の経済上のつながりと相互補完性は一層進展する」と述べた。
さらに、「WTOは新しい国際経済貿易の枠組みがもたらす挑戦に迅速に対応する必要があり、WTO協定体系は先進国と後進国の共同利益をバランスよく反映するものでなければならない。今後WTO加盟国が共同で担う任務は、こうした規定体系の調整と、WTOの市場開放協定が後進国の経済発展にプラスとなるようにしていくことである」と指摘した。
「人民日報海外版」2000年12月5日5面
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