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パソコンでコピーできない音楽CD、日本でも02年発売
日本の音楽ソフト各社が、パソコンを使ったコピーを防ぐ機能を付けた音楽CDを02年中に販売する見通しになった。コピーが横行する欧米のレコード会社は今年から売り始めている。日本でもパソコンの性能向上やブロードバンド(通信の高速大容量化)の進展で、コピーCDが簡単に作れ、インターネット配信でコピーが急増する可能性が出て、著作権保護の必要性が高まっているためだ。
パソコンを使った音楽CDのコピーは、パソコンに取り込んだ音のデータを「CDレコーダー」に接続して新しいCDにコピーする方法が一般的だ。パソコンから自由にネット配信できるため、コピーが出回る範囲を簡単に拡大することが可能になっている。
これらは営利目的で利用する場合は違法とされるが、チェックは困難で、実効性ある規制はできない状態にある。
パソコンや関連機器の性能向上で、音楽CDのコピー時間は、収録時間の8分の1〜16分の1といった短い時間でできるようになっている。ADSL(非対称デジタル加入者線)や光ファイバーが普及するブロードバンド時代に入り、ネット配信の音質も音楽CDにそん色なくなってきた。
業界関係者によると、音楽CDのデジタルコピー防止手法としては、パソコンに初めから取り込めなくしたり、コピーしたCDを再生すると雑音が出たりするなどいくつかの技術があり、欧米の事例も踏まえて採用する手法を決める。
アナログのカセットテープへの録音や、ミニディスク(MD)への録音は従来通りできるようにする。CDプレーヤーからレコーダーを使ってコピーCDを作ることも出来るが、個人的な使用として容認する方向だ。
欧米ではコピーCDや音楽の無料ネット配信が広がっており、コピー防止機能付きのCDを売り出す動きが出始めている。米国ソニー・ミュージックエンタテインメントが秋にマイケル・ジャクソンの新曲の販売促進用CDにコピー防止機能を付けた。仏メディア会社のビバンディ・ユニバーサルは9月に販売を表明し、12月に入って一部のCDに防止機能を組み込んだ。
日本では、ユニバーサル・ミュージックやワーナー・ミュージック、ソニー・ミュージックエンタテインメントなど外資系や欧米で試み始めた会社を中心に売り出すと見られる。
ただ、パソコンを使って自分の好きな曲を収録する「マイCD」を作って楽しむ人もいる。業界は「音楽CD愛好者の理解を得るための説明を十分にしたい」としている。
「朝日新聞」2001年12月31日
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