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鉄鋼輸入制限で日本、WTO提訴へ下準備、事前協議要請
米国が鉄鋼製品に緊急輸入制限措置(セーフガード)の発動を決めたのを受けて、日本政府は6日、世界貿易機関(WTO)のセーフガード協定に基づき、米国に2国間の事前協議を申し入れた。20日の発動前に、措置内容や除外品目について、米政府から詳しく説明を受ける。日本は欧州連合(EU)や韓国などと連携し、WTOの紛争解決手続きに基づいて提訴する方針を固めており、事前協議で入手した情報をもとに米国のWTO協定違反を立証したい考えだ。
事前協議はセーフガードの対象国が発動前に求めることができる制度で、今回は日本のほかEUなども要請したという。発動に対する補償や対抗措置も話し合う。紛争解決手続きに基づくWTO提訴については、米国の発表直後に提訴方針を発表したEUのほか、韓国、中国、オーストラリアなど主な鉄鋼輸出国も検討すると表明している。
WTOのセーフガード協定は「輸入品の急増で国内産業に重大な損害が生じるか、その恐れがある場合」に発動を限定している。米国の鉄鋼輸入量はピークだった98年に比べて01年は3割減っており、発動要件を満たしているか疑問があると、日本はみている。さらに、8〜30%の関税引き上げという発動内容の妥当性も追及する構えだ。
「朝日新聞」2002年3月7日
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