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  更新時間:2002年11月18日16:50(北京時間)

第16回党大会報告(五) 政治の建設と政治体制の改革

  社会主義の民主政治を発展させ、社会主義の政治文明を築き上げることは、いくらかゆとりのある社会を全面的に建設する重要な目標である。四つの基本原則を堅持する前提の下で、引き続き積極的かつ穏当に政治体制改革を推し進め、社会主義民主を拡大し、社会主義法制を健全にして、社会主義の法治国家を建設し、民主的で団結した、生気はつらつとした、安定して調和のとれた政治的局面をうち固め、発展させなければならない。

  わが党は従来から人民民主の実現と発展を自らの使命としてきた。改革開放以来、われわれは揺るぐことなく断固として政治体制改革を推し進め、社会主義民主政治の構築を力強く促してきた。社会主義民主政治を発展させるには、そのもっとも根本的なことは党の指導の堅持、人民の主人公としての地位の確立と法による治国を有機的に統一させることである。党の指導は人民の主人公としての地位の確立と法によって国を治めるための根本的な保証であり、人民の主人公としての地位の確立は社会主義民主政治の本質的な要求であり、法によって国を治めることは党が人民を指導して国を治める基本的方略である。中国共産党は中国の特色のある社会主義事業の指導的中核である。共産党の執政はとりもなおさず人民が主人公になることを指導し、支持するとともに、最も幅広く人民大衆が法によって国と社会事務を管理し、経済と文化の事業を管理するよう働きかけ、組織し、人民大衆の根本的利益を擁護し、実現させることである。憲法と法律は党の主張と人民の意志の統一の具現である。必ず厳格に法に則って事を運ばなければならず、いかなる組織や個人も憲法と法律を超える特権を持ってはならない。

  政治体制改革は社会主義政治制度の自己完成と発展である。政治体制改革の推進は党と国の活力を強め、社会主義制度の特徴と強みを生かし、人民大衆の意欲と創意性を十分に引き出し、国の統一、民族の団結と社会の安定を擁護し、経済の発展と社会の全面的進歩を促進することに役立たなければならない。わが国の国情に立脚して、自らの実践の経験を総括し、それと同時に人類の政治文明の有益な成果を参考にするが、決して西側の政治制度のモデルを丸写しにしてはならない。制度の整備を重点的に強化し、社会主義民主政治の制度化、規範化とプロセス化を実現させる。

  (一)社会主義民主制度を堅持し、完全なものにする。民主制度を健全にし、民主の形態を多様化させ、公民の秩序のある政治への参与を拡大し、人民が法によって民主的選挙、民主的政策決定、民主的管理と民主的監督を行ない、幅広い権利と自由を享有することを保証し、人権を尊重、保障する。人民代表大会制度を堅持し、充実させ、人民代表大会とその常務委員会が法によって機能を果たすことを保証し、立法と政策決定において人民の意志をよりよく具現できるよう保証しなければならない。人民代表大会常務委員会の人員構成を最適化させる。共産党の指導する多党合作制と政治協商制度を堅持し、完全なものにする。「長期にわたって共存し、互いに監督し合い、肝胆相照らし、栄辱を共にする」方針を堅持し、民主諸党派との合作を強化し、わが国の社会主義政党制度の特徴と強みをよりよく生かす。人民政治協商会議が政治協商、民主的監督、国政への参加と国政審議の役割を果たすよう保証する。もっとも広範な愛国統一戦線を打ち固め、発展させる。党の民族政策を全面的に貫徹し、民族区域自治制度を堅持し、充実させ、平等・団結・相互協力の社会主義民族関係を強固にし、発展させ、各民族がともに繁栄し、進歩することを促進する。党の宗教信仰の自由という政策を全面的に貫徹し、法によって宗教事務を管理し、宗教が社会主義社会に適応するよう積極的に導き、独立自主、事務のみずからによる処理という原則を堅持する。党の華僑事務政策を真剣に貫徹する。

  末端の民主を拡大することは、社会主義民主を発展させるうえでの基礎的仕事である。末端の自治組織と民主管理制度を健全にし、事務処理公開制度を完全なものにして、人民大衆が法によって民主的権利を直接行使し、末端の公共事務と公益事業を管理し、幹部に対し民主的監督を行うことを保証する。村民自治を充実させ、村の党組織の指導する、生気に満ちた村民自治メカニズムを健全にする。都市部の住民自治を充実させ、秩序よく管理された、文明的で喜ばしい雰囲気に満ちた新しいタイプのコミュニティをつくる。従業員代表大会と他の形態の企業・事業体の民主管理制度を堅持し、整備し、従業員の合法的な権益を保障する。

  (二)社会主義法制の整備を強化する。拠り所とする法律を整備し、法律をしっかりと守り、法律を厳しく執行し、違法行為を必ず追及することを堅持する。社会主義市場経済の発展、社会の全面的な進歩とWTO(世界貿易機関)加盟後の新たな情勢に即応して、立法作業を強化し、立法の質的向上をはかり、二〇一〇年までに中国の特色のある社会主義の法律体系を形成させる。法律を前にしてすべての人が平等であることを堅持する。法律執行に対する監督を強化し、法律に基づいて行政を行い、司法の公正を擁護し、法律執行のレベルを高め、法律の厳格な施行を確保する。法制の統一と尊厳を擁護し、地方的、部門的保護主義を防ぎ、克服する。法的サービスをいっそう広げ、規範化させ、積極的に法律援助を展開させる。法制の宣伝・教育を強化し、全人民の法的資質を向上させ、とくに公職者の法意識と法による事務処理能力を高める。党員と幹部、とりわけ指導幹部は憲法・法律順守の模範となるべきである。

  (三)党の指導方式と執政方式を改革し、完全なものにする。これは社会主義の民主政治の建設を推進するにあたって、全局的な役割を果たすものである。党の指導は主として政治、思想と組織面での指導であり、重要な政策・方針の制定、立法議案の提起、重要な幹部の推薦、思想宣伝の展開を通じて、党組織と党員の役割を発揮させ、法による執政を堅持して、国と社会に対する党の指導を行う。党委員会は同じクラスの諸組織の中で指導的中核の役割を果たし、力を集中して重要な事柄を立派に処理し、各方面が独自で責任を負うとともに、歩調をあわせて仕事を進めるよう支持しなければならない。党活動の機関と活動メカニズムをいっそう改革し、充実させる。党が全局を総括し、各方面に対して協調を行う原則に基づき、党委員会と人民代表大会、政府、政治協商会議および人民団体との関係を規範化させる。人民代表大会が法によって国の権力機関としての機能を果たすことを支持し、法律のプロセスをふまえて、党の主張を国の意志にし、党組織の推薦した人選を国の政権機関の指導者とするとともに、さらに彼らに対し監督を行う。政府が法律で定めた機能を果たし、法によって行政をすすめることを支持する。政治協商会議が団結と民主の二つのメーン・テーマをめぐり、その機能を果たすことを支持する。労働組合、共産主義青年団と婦女連合会などの人民団体に対する指導を強化し、彼らが法律とそれぞれの規約に従って活動を展開し、よりよい形で党が広範な人民大衆と結び付くための架け橋ときずなとなるよう支持する。

  (四)政策決定メカニズムを改革し、完全なものにする。正しい政策決定は諸般の活動において成功をおさめる重要な前提である。民情を深く知り、民意を十分に反映し、人民の英知を広く集中し、真に民力を大切にする政策決定メカニズムを充実させ、政策決定の科学化、民主化を促すべきである。各クラスの政策決定機関はみな重要な政策決定に関するルールと手続を整え、社会情勢と民意を反映する制度を確立し、大衆の利益と密接にかかわる重要事項に関する社会公示制度と社会公聴制度を構築し、専門家諮問制度を充実させ、政策決定の論証制と責任制を実行し、政策決定の恣意性を防ぐ。

  (五)行政管理体制改革を深化させる。政府の機能をいっそう転換させ、管理方式を改善し、電子政務を推し進め、行政の能率を高め、行政コストを引き下げ、行為が規範化され、協調のとれた運営が進められ、公正かつ透明で、廉潔で高効率の行政管理体制を形成させる。法によって中央と地方の機能と権限を規範化させ、中央のタテの管理部門と地方政府との関係を正しく処理する。簡素化、統一、効率の原則と政策決定、執行、監督が協調しあう要求に基づき、引き続き政府機関の改革を推進し、諸部門の機能を科学的に規範化させ、機構を合理的に設置し、人員構成を最適化させ、機構と編制の法定化を実現して、機構系列の階層が多すぎ、機能が交差し、人数が多すぎ、権限と責任が離脱し、多くの部門が重複して取り組むという諸問題を確実に解決する。事業体から行政機能を分離させる原則に基づいて、事業体の管理体制を改革する。

  (六)司法体制改革を推し進める。社会主義司法制度は社会全体における公平と正義の実現を保障しなければならない。公正な司法と厳格な法律執行の要求にしたがい、司法機関の部門設置、職責と権限の区分けおよびその管理制度を充実させ、一歩進んで権限と責任が明確で、互いに協調しあう、互いに制約しあう、運営能率の高い司法体制を健全にする。裁判所と検察機関が法によって裁判権と検察権を独立して公正に行使することを制度面から保証する。訴訟手続を完全なものにし、公民と法人の合法的権益を保障する。執行しにくいという問題を確実に解決する。司法機関の執務メカニズムと人事・財務管理体制を改革し、司法の裁判、検察と司法行政事務との分離を逐次実現する。司法業務に対する監督を強化し、司法分野における腐敗を取り締まる。政治的立場がしっかりした、業務に精通し、作風が優れ、公正に法律を執行する司法陣をつくりあげる。

  (七)幹部に関する人事制度の改革を深化させる。広く人材を集め、それぞれの才能を十分に生かし、職務の上下異動にこだわらない、活力にあふれた人事メカニズムの形成に努め、優れた人材を党と国の諸事業に集めるようにする。選抜・登用と管理・監督メカニズムの確立と健全化を重点とし、科学化、民主化と制度化を目標として、幹部に関する人事制度を改革し、充実させ、公務員制度を健全化する。幹部の選抜・登用に対する党員と大衆の知る権利、参与権、選択権、監督権を拡大する。党・政府の指導幹部の職務任期制、辞任制と人事登用における不手際と過失についての責任追及制を実行する。幹部の職務と職級を結びつける制度を充実させ、幹部に対する奨励と保障のメカニズムを形成させる。党・政府の機関、事業体と企業との幹部に関する人事分別管理制度を模索し、充実させる。幹部に対する二重の管理体制を改革し、充実させる。選抜・任用面における年功序列といった意識ややり方を打ち破り、人材の合理的な移動を促進し、各分野の優れた人材が頭角を現すために望ましい環境を積極的に作り出す。

  (八)権力に対する制約と監督を強化する。構造が合理的で、配置が科学的であり、手続が厳密で、制約が効果的である権力運行メカニズムを確立させ、政策の決定や執行などの段階で権力に対する監督を強め、人民によって与えられた権力を真に人民の利益のために用いることを保証する。その重点として指導幹部、とりわけ主要指導幹部への監督を強化し、人事・財務の管理と運用に対する監督を強化する。指導グループの内部における監督を強め、重要事項と重要幹部の任免の決定手続を完全なものにする。党の規律検査体制を改革し、充実させ、巡視制度を確立し、充実させる。司法機関と行政監察、会計監査などの関連機能部門の役割を発揮させる。多様な形態の指導幹部の仕事と廉潔状態の報告制度を実行し、重要事項に関する報告制度、答申制度と民主評定制度を健全化する。政務公開制度を真剣に推し進める。組織的監督と民主的監督を強化し、世論による監督の役割を発揮させる。

  (九)社会の安定を擁護する。改革と発展の複雑で重い任務を成し遂げるには、長期にわたる安定と調和のとれた社会環境を保たなければならない。各クラスの党委員会と政府は人民大衆の仕事と生活における実際問題を熱意をこめて解決しなければならない。深く掘り下げて調査、研究し、状況の違いを念頭におきながら、思想・政治工作を強め、経済、行政、法律などの手段を正しく運用して、人民内部の矛盾、とりわけ大衆の身近な利益にかかわる矛盾を適切に処理し、安定・団結の局面を保つべきである。公安・検察・司法の活動を強化し、法によってさまざまな犯罪行為を厳しく取り締まり、邪教組織の犯罪行為を防止し、処罰し、断固として社会のみにくい現象を一掃し、人民大衆の生命、財産の安全を確実に保障する。取締りと防止を結びつけ、予防を主とすることを堅持し、社会治安の総合対策に関する諸般の措置をしっかり実行に移し、社会的管理を改善し、良好な社会秩序を保つ。国家安全のための活動を強化し、国外・国内の敵対勢力の浸透、転覆と分裂の活動を警戒する。

  社会主義民主政治は強大な生命力と優位性をもっている。中国共産党と中国人民は自ら選択した政治的発展の道に対し自信満々であり、中国の特色のある社会主義政治の建設を揺るぐことなく推し進めるものである。

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