ホームページ ブックマーク サイトマップ 中国語版 英語版 過去
検索説明
関連ニュース
  更新時間:2002年11月18日16:51(北京時間)

第16回党大会報告(一) 過去五年間の活動および十三年間の基本的な経験

  同志のみなさん

  ただいまより、私は中国共産党第十五回全国代表大会中央委員会を代表して、大会に報告を行う。

  中国共産党第十六回全国代表大会は、新世紀においてわが党が開催する最初の大会であり、わが党が社会主義の現代化建設における第三段階の戦略的配置を実施しはじめた新たな情勢の下、開催するきわめて重要な代表大会でもある。

  この会議のメーン・テーマは次のようなものである。ケ小平理論の偉大な旗じるしを高くかかげ、「三つの代表」という重要な思想を全面的に貫き、過去を受け継ぎ未来を切り開き、時代とともに前進し、いくらかゆとりのある暮らしができる社会を全面的に建設し、社会主義の現代化事業の推進を速め、中国の特色のある社会主義事業の新しい局面を切り開くために奮闘する、ということがそれである。

  人類社会が二十一世紀に入るにあたって、わが国はいくらかゆとりのある社会を全面的に建設し、社会主義現代化の進捗を加速する新たな発展段階に入った。国際情勢は大きく変化しつつある。世界の多極化と経済のグローバル化の趨勢は曲折しながらも発展をとげており、科学技術の進歩は日進月歩で、総合的国力の競争は日に日に激化している。情勢はさしせまっており、前進しなければ退歩することになろう。わが党は時代の潮流の先頭にしっかりと立ち、全国各民族人民を結束させそれを率いて、現代化建設の推進、祖国の統一の達成、世界平和の擁護およびともに発展することの促進という三大歴史的任務を達成し、中国の特色のある社会主義の道に沿って中華民族の偉大な復興を実現しなければならない。これは歴史と時代がわが党に与えたおごそかな使命である。

  一、過去五年間の活動および十三年間の基本的な経験

  中国共産党第十五回全国代表大会以来の五年について言うならば、われわれはケ小平理論の偉大な旗じるしを高くかかげ、絶えず開拓し、革新をしてきた五年であり、様々な困難とリスクの試練に耐え抜き、中国の特色のある社会主義の道に沿って引き続き勝利のうちに前進をとげた五年でもある。

  中国共産党第十五回全国代表大会は、ケ小平理論を党の指導思想として確立し、社会主義の初級段階における党の基本綱領を提起し、世紀に跨るわが国の発展のための奮闘目標と任務を明確にした。同大会の主旨を貫くために、中国共産党中央は前後して七回もの全会を開き、農業と農村における仕事、国有企業の改革と発展、第十次五ヵ年計画の策定、党の作風づくりの強化と改善などの重要な問題についてそれぞれに決定を下し、配置を行った。五年来、われわれは並々ならぬ道を歩んできており、改革・発展・安定、内政・外交・国防、または党、国家、軍を治める諸方面においていずれも大きな成果をあげた。

  国民経済が持続的でテンポの速い、健全な発展を遂げた。内需拡大の方針を実施し、積極的な財政政策と穏健な通貨政策を適時に打ち出し、アジア金融危機と世界経済の変動がわが国にもたらしたマイナスの影響を克服し、経済の比較的速い成長を維持した。経済構造の戦略的調整には成果がみられ、農業の基礎としての地位が引き続き強化され、在来産業がグレードアップされ、ハイテク産業と現代サービス業の発展が加速された。数多くの水利、交通、通信、エネルギー資源及び環境保全などのインフラ・プロジェクトが実施された。西部大開発には重要な進展が見られた。経済効果と利益がいっそう高まり、財政収入はたえず増えている。第九次五ヵ年計画は勝利のうちに達成され、第十次五ヵ年計画は幸先のよいスタートを切った。

  改革開放は豊富な成果をあげた。社会主義市場経済体制が初歩的に打ち立てられた。公有制経済はよりいっそう強大になり、国有企業の改革は穏当に推し進められている。個人経営、私営など非公有制経済はかなり急速な発展をとげた。市場体系の整備は全面的に繰り広げられ、マクロ規制体系はたえず充実され、政府機能転換のテンポは加速された。財政・税収、金融、流通、住宅及び政府機構などの改革は引き続き深化した。開放型経済が急速な発展をとげ、商品とサービス貿易、資本移動の規模は著しく拡大した。国の外貨準備高が大幅に増えた。わが国は世界貿易機関(WTO)に加盟し、対外開放は新たな段階に入った。

  社会主義の民主政治と精神文明建設は著しい成果をあげた。民主・法制の整備は引き続き推進され、政治体制の改革は新たな一歩を踏み出した。愛国統一戦線は大きな発展をとげ、民族、宗教および華僑事務の仕事にも新たな進展があった。社会治安総合対策においても新しい成果を勝ち取った。科学技術や教育、文化、医療・衛生、スポーツおよび計画出産などの諸事業は全面的な進歩をとげた。宣伝・新聞世論の仕事と思想・モラルへの取り組みはたえず強化され、人びとの精神・文化生活は日増しに豊かなものになっている。

  国防と軍隊の整備は新たな一歩を踏み出した。人民解放軍の革命化、現代化、正規化の建設は引き続き強化され、国防力と軍隊の防衛戦闘能力はいっそう向上した。軍隊、武装警察と民兵は祖国を守り、建設する中で重要な役割を果たしている。

  人民の生活は全般的にはいくらかゆとりのあるレベルに達した。都市農村の住民の収入は着実に伸びた。都市農村の市場は活況を呈し、商品の供給は潤沢で、住民の生活の質は高められ、衣食住や交通、日常の必需品などはいずれもかなり改善された。社会保障システムの整備は目に見える成果をあげた。「八・七」(八年間に七〇〇〇万人を貧困状態から脱却させる)貧困扶助・難関突破計画は基本的に達成された。

  祖国統一の大業においても新たな進展が見られた。わが国政府は澳門に対する主権行使を回復した。「一国二制度」という方針を貫徹し、香港特別行政区基本法と澳門特別行政区基本法を厳格に執行することを堅持したため、香港と澳門の社会・経済は安定している。海峡両岸の人的往来と経済・文化の交流がたえず強化された。「台湾独立」など様々な分裂の企みに反対する闘争が深く繰り広げられている。

  対外活動には新しい局面が切り開かれた。国際情勢の発展、変化をふまえて、正しい対外方針と政策を堅持し、二国間、多国間の外交を広く展開し、国際交流と協力に積極的に参加したため、わが国の国際的地位はさらに向上した。

  党の建設は全面的に強化された。全党はケ小平理論の学習をたえず深めた。われわれは「三つの代表」という重要な思想を提起するとともに掘り下げて解明した。「三講」(学習を講じ、政治を講じ、正気を講じる)の集中的教育と「三つの代表」の学習・教育活動は優れた成果を収めた。党の思想、組織、作風建設は全面的に推進され、思想政治工作は強化された。幹部制度の改革は新しい一歩を踏み出した。廉潔政治の建設と反腐敗闘争は深く繰り広げられ、新たな著しい成果をあげた。

  実践が立証しているように、中国共産党第十五回全国代表大会と同大会以来中央がおこなった諸般の重要な政策決定は正しいものであり、最も広範な人民の根本的利益に合致したものである。われわれが獲得した成果は全党と全国各民族人民がともに奮闘したたまものであり、今後党と国家の事業の発展のためにより確固とした基礎を打ち固めることになった。

  しかし、われわれの活動の中にはなお少なからぬ困難と問題があることを冷静に見て取らなければならない。農民と都市部の一部住民の収入増加が鈍化し、失業者数が増大し、一部の大衆の生活は依然としてかなり困難なものになっている。収入・分配関係はいまだに整えられるに至っていない。市場における経済秩序は引き続き整頓し、規範化することが待たれる。一部地方の社会治安の状況は好ましいものではない。一部の党員指導幹部の間では形式主義、官僚主義の風潮や虚偽・欺瞞、派手好みといった行為がかなり深刻で、一部の腐敗現象が依然として際立っている。党の指導パターンと執政方式は新しい情勢と新しい任務の要請にまだ完全に適応していないし、一部の党組織は軟弱でまとまっていない。われわれは存在しているこれらの問題を高度に重視し、引き続き強力な対策を講じてその解決をはかるべきである。

  こうした五年来の成果は、改革開放とりわけ一九八九年の十三期四中全会以来の実践をふまえて獲得したものである。ここ十三年来、国際情勢が激しく変化したにもかかわらず、わが国の改革開放と現代化建設の進捗はめざましいものであった。二十世紀八十年代末から九十年代初頭にかけて、国内ではゆゆしい政治的波風が発生し、東ヨーロッパが急変し、ソ連が解体し、世界において社会主義がゆゆしい曲折にぶつかり、わが国の社会主義事業の発展はかつてない大きな困難と圧力に直面した。こうした党と国家の前途に関わる運命を決める重大な歴史的時点において、党中央は全党の同志と全国各民族人民にしっかり頼り、十一期三中全会以来の路線をゆるぐことなく堅持し、改革と発展の大局を成功裏に安定させ、中国の特色のある社会主義の偉大な事業を守り抜いた。ケ小平同志の中国南部視察の際の談話後、第十四回党大会で社会主義市場経済体制への改革目標を確立し、改革開放と現代化建設は新たな段階に入った。社会主義の条件の下で市場経済を発展させること、これはかつてなかった偉大な壮挙であり、中国の共産主義者たちはマルクス主義を発展させるために歴史的な貢献をなし、わが党は理論の革新を堅持し、時代とともに前進する大きな勇気を示したのである。計画経済体制から社会主義市場経済体制への転換は改革開放の新たな歴史的な突破を実現し、わが国の経済、政治、文化が発展する新しい局面を切り開いた。ケ小平同志の逝去後、われわれはケ小平理論の偉大な旗じるしを高くかかげ、開拓、進取し、中国の特色のある社会主義事業を全面的に二十一世紀へと推し進めてきた。

  十三年来、われわれは思想を統一し、目標を明確にし、着実に仕事をしてきたため、重要な歴史的成果を収めた。二〇〇一年に、わが国の国内総生産(GDP)は九兆五九三三億元に達し、一九八九年に比べて二倍近く伸び、年平均九・三%増となり、経済の総量はすでに世界で六位となった。人びとの生活水準は全般的に「ぎりぎりのレベル」(何とか食べていける暮らし)から「いくらかゆとりのあるレベル」への歴史的な飛躍をなしとげた。世を挙げて公認されているように、ここ十三年はわが国の総合国力が大幅に増大し、人民が最も多くのメリットを手にした時期であり、わが国の社会が長期にわたって安定、団結を保ち、政治が明るく行われ、人びとがむつまじく暮すことができた時期であり、わが国の国際的影響力が目に見えて大きくなり、民族の結束力がきわめて強くなった時期でもある。わが党とわが国の人民が並々ならぬ努力を傾けて偉大な成果をあげたこと、これは世界の注目を集め、かならずや中華民族の偉大な復興という輝かしい史書に記載されるに違いない。

  ここ十三年を振り返ってみると、われわれのたどってきた道は平坦なものではなかったし、この成果の獲得も生易しいものではなかった。われわれはわが国の主権と安全に関わる一連の国際突発事件に沈着に対応し、政治、経済分野および自然界に現われた困難とリスクを乗りこえ、度重なる試練に耐えぬき、様々な妨害を排除し、改革開放と現代化建設が終始一貫して正しい方向をめざして勢いよく進むことを保証した。なぜこのような勝利を勝ち取ることができたのかというと、それはわれわれが党の基本理論、基本路線および基本綱領の正しい導き、党の高度の団結・統一、全党と全国各民族人民のねばり強い奮闘に頼ってきたからである。

  ここに、 私は中国共産党中央委員会を代表して、全国各民族人民、民主諸党派、各人民団体および各界の愛国人士に、香港特別行政区の同胞、澳門特別行政区の同胞、台湾同胞および広範な華僑同胞に、中国の現代化建設に関心を寄せ、後押ししてくれているすべての各国の友人に心から感謝の意を表すものである。

  十三年来の実践の中で、社会主義とは何か、いかに社会主義を建設するのか、どのような党を建設すべきか、どのように党を建設するのかについて、われわれは認識を深め、きわめて貴重な経験を積みあげた。

  (一)ケ小平理論を導きとすることを堅持し、理論の革新をたえず推し進めること。ケ小平理論はわれわれの旗じるしであり、党の基本路線と基本綱領はわれわれの諸般の活動の根本的な指針である。いかなる困難とリスクにぶつかっても、党の基本理論、基本路線および基本綱領をゆるぐことなく堅持しなければならない。マルクス・レーニン主義、毛沢東思想、ケ小平理論をもって全党を武装し、人民を教育し、思想をたえず解放し、実際に即して真理を求め、時代とともに前進し、開拓・革新し、大衆の創造精神を尊重し、実践を通して党の理論と路線・方針・政策を検証し、発展させなければならない。

  (二)経済建設を中心とすることを堅持し、発展という手段で前進途上の問題を解決すること。発展は絶対的な道理である。すべてのチャンスをとらえて、発展を速めるべきである。発展は新たな発想を必要とする。内需拡大の方針を堅持し、科学技術と教育による国家振興と持続可能な発展の戦略を実施し、スピードと構造、質、効率との統一、経済の発展と人口、資源、環境とのバランスをはかる。経済の発展をふまえて、社会の全面的進歩を促し、人民の生活水準をたえず向上させ、発展のもたらした成果が、人民の共有のものとなるよう保証する。

  (三)改革開放を堅持し、社会主義市場経済体制をたえず充実させること。改革開放は国の富強をはかる道である。各方面の改革をゆるぐことなく推し進めるべきである。改革は実際の状況から出発し、総体的に推し進め、重点的に突破し、段取りを追って一歩一歩進め、制度の整備と革新に重きを置く。社会主義市場経済への改革という方向を堅持し、市場が国のマクロ規制の下で資源の配分に対し基礎的役割を果たすようにする。「国外からの導入」と「海外進出」を相結合させることを堅持し、世界の経済・技術の協力と競争に積極的に参加し、対外開放のレベルをたえず向上させる。

  (四)四つの基本原則を堅持し、社会主義の民主政治を発展させること。四つの基本原則は立国の本である。中国共産党の指導を堅持し、人民民主独裁の国家体制と人民代表大会制度の政治体制を打ち固め、充実させ、共産党の指導する多党合作制と政治協商制度および民族区域自治制度を堅持し、充実させる。政治体制の改革を推進し、民主を発展させ、法制の健全化をはかり、法に依拠して国を治め、社会主義の法治国家を築き上げ、人民が国の主人公としての権利を行使することを保証する。

  (五)物質文明と精神文明の両方に力を入れ、法による治国と徳による治国を結び付けること。社会主義精神文明は中国の特色のある社会主義の重要な特徴である。中国の現実に立脚し、民族文化の優れた伝統を受け継ぎ、外国文化の有益な成果を取り入れ、社会主義の精神文明を構築し、全民族の思想・モラルの資質と科学文化の資質をたえず向上させ、現代化建設のために強大な精神的原動力と知的支えを提供しなければならない。

  (六)安定を至上とする方針を堅持し、改革、発展、安定の関係を正しく処理すること。安定は改革と発展の前提となるものである。改革の度合い、発展のスピードと社会の受容度を統一し、人民の生活のたえざる改善を、改革、発展、安定の関係を処理する重要な接点とし、社会の安定を保つ中で改革、発展を推し進め、改革、発展を通して社会の安定を促進するべきである。

  (七)党の軍隊に対する絶対的指導を堅持し、中国の特色のある軍隊精鋭化の道を歩むこと。人民の軍隊は人民民主独裁の強固な礎石である。政治面で合格し、軍事面でしっかりし、作風がりっぱで、規律が厳しく、保障が有力であるという総体的要求にもとづいて、戦争で勝てること、変質しないことに着眼し、科学技術による軍隊の強化を重視し、革命化、現代化、正規化の建設を全面的に推進し、党、社会主義、祖国、人民に対し軍隊が永遠に忠誠を尽くすことを確保する。

  (八)すべての獲得できる力を結集させることを堅持し、中華民族の結束力をたえず強化させること。愛国主義、社会主義の旗じるしを高くかかげ、全国各民族人民の緊密な団結を強化し、最も幅広い愛国統一戦線を打ち固め、発展させる。民主党派、無党派人士との団結を強化し、民族、宗教、華僑事務の仕事を立派に行い、「一国二制度」という方針を堅持し、すべての積極的要素を引き出し、祖国統一の大事業と中華民族の偉大な復興をまっとうするためにともに奮闘する。

  (九)独立自主の平和外交政策を堅持し、世界平和を擁護し、ともに発展することを促すこと。終始国の主権と安全を第一位におく。平和共存五原則をふまえて各国との友好協力関係を発展させ、覇権主義と強権政治に反対し、公正で合理的な国際政治・経済の新秩序の構築を推し進める。冷静に観察し、沈着に対処する方針と相互尊重、異を残して同につくという精神にもとづいて、国際事務を処理し、世界の多様性を尊重し、国際関係の民主化を促し、平和な国際環境と良好な周辺環境を勝ち取る。

  (十)党の指導の強化と改善を堅持し、党の建設という新しい偉大なプロジェクトを全面的に推進すること。国を治めるにはまず党を治めるべきであり、党を治めるには厳格にしなければならない。党の性格と主旨を堅持し、改革の精神を以って党の建設を強化し、改善し、党の指導と執政の水準をたえず高め、腐敗を拒み、変質を防ぎ、リスクを防ぎ止める能力を高め、反腐敗闘争をたゆむことなく繰り広げ、党と人民大衆の血と肉のつながりを守りぬき、党の先進性、純潔性、団結・統一を保つ。

  以上の十項目は、党が人民を指導し、中国の特色のある社会主義を建設するために堅持すべき基本的経験である。こうした経験はさらに党の創立以来の歴史的経験と結び付けて、要約すると、次の通りである。わが党は終始中国の先進的な生産力の発展の要請を代表し、中国の先進的な文化の前進する方向を代表し、中国の最も広範な人民の根本的利益を代表しなければならないということである。これは社会主義を堅持し、発展させるうえでの必然的な要請であり、わが党が並々ならぬ困難にみちた探求・模索と偉大な実践から得た必然的な結論である。

       ML中日網橋     自由発表



広告 サービス リンク集 ブックマーク 著作権

このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。 掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
[email protected]
Tel:日本(03)3449-8256  北京 (010) 6509-2289