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WHO調査団「広東省の経験を世界へ」
広東省で6日間の視察を行った世界保健機関(WHO)調査団は9日、北京で記者会見を行った。
調査団の各メンバーは、広東省が重症急性呼吸器症候群(SARS)対策で得た経験について語った。ドイツのウイルス専門家、プライザー氏は「広東省の経験は、中国他地域や世界の参考になる」と強調。英国の伝染病学者、エバンス氏も「広東省の専門家が導き出した予防・治療方法や診断基準は、中国他省でも早く採用するべきだ」と主張した。エバンス氏はまた「広東省は感染例が多く、SARS研究にとって価値が大きい。広東省は、世界で最もSARSの研究に適した地域と言える」としたうえで、広東省で得られた専門的手法や感染報告システムなどを、中国他地域で活用する必要性を述べた。
「広東省のSARS感染防止が効果を上げたとする基準は何か」という記者の質問に対し、米国の疾病管理・予防センターのマグワイア氏は、「感染の拡大抑制とは、病気を完全に根絶することを意味するのではない。広東省では現在も新しい感染例が出ているが、感染拡大防止では大きな進歩が見られた」と説明。広東省の感染状況については「患者数は1千人余りに過ぎず、広東省の人口が8千万人を超えることを考えると、人口比率は非常に少ない」との認識を示した。
調査団が「広東省では効率が高くスムーズな報告システムが整えられている」と評価したことにエバンス氏は、「広東省では感染例がすべて迅速に報告されていると確信した」と述べた。エバンス氏はまた、WHO調査団に対する広東省の対応についても「調査団の広東省滞在中は、現地政府の全面的な協力が得られた。情報収集もスムーズに行われた」と評価している。
今回の調査団の目的について、マグワイア氏は「調査団の最も重要な任務は、科学者として、事実を明らかにすることだ」と強調した。
「人民網日本語版」2003年4月10日
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