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  更新時間:2003年07月24日17:59(北京時間)



運送会社らに約2億5千万円支払い命令 東名2女児焼死



  東京都世田谷区の東名高速道路で99年11月、酒酔い運転の大型トラックに追突され、2人の娘を失った千葉市の井上保孝さん(53)、郁美さん(34)夫妻が、谷脇恵一・元トラック運転手=服役中=と勤務先の高知通運(高知市)などを相手に3億5627万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が24日、東京地裁であった。河辺義典裁判長は、独身者1人あたりの死亡慰謝料としては過去最高の3400万円と、逸失利益の「命日払い」をいずれも認め、計2億4979万円の支払いを命じた。

  亡くなったのは、奏子(かなこ)ちゃん(当時3)と周子(ちかこ)ちゃん(同1)。

  独身者の死亡慰謝料の最高額はこれまで3千万円だったが、判決は「我が子の助けを求める叫び声を間近に聞きながらも、燃えさかる火炎の勢いのためなすすべもなかったという痛恨の思いと無力感には想像を絶するものがある」と過去最高を上回る慰謝料を認容した。谷脇元運転手については「走る凶器による危険極まりない行為だ」と指摘。高知通運についても「社内に飲酒運転を容認する風潮や体質があったとの疑いをぬぐえない」と述べ、同社に事故原因の一端があると判断した。

  また、夫妻は娘の相続人として、2人の娘が生きていれば得られたはずの利益(逸失利益)として、娘がそれぞれ18歳になる年から15年間にわたり、命日の11月28日に毎年、賠償金を分割して支払うよう求めた。こうした「定期金賠償」が認められるかどうかも裁判の争点だった。

  判決は、一時金賠償だと民事法定利息5%を控除されることに言及し、「昨今のように低金利の状況では、法定利率と実勢利率の乖離(かいり)の問題が生じているが、定期金賠償ではこのような問題が生じない」と指摘。「定期金と一時金とは法的に等価値と評価され、その選択を原告に委ねても不合理とは言えない」と述べ、定期金賠償を認めた。「原告が定期金賠償を選択した場合には被告が一時金賠償方式による判決を求めることはできない」との判断も示した。

  判決によると、酒に酔った元運転手が井上さんの車に気づかず追突。井上さんの車が炎上して姉妹は焼死した。刑事事件では、業務上過失致死罪などで起訴された元運転手に対し、東京高裁が01年1月、懲役4年とした一審・東京地裁判決を支持する判決を言い渡し、確定している。

  この量刑が軽すぎると訴えた井上さんらの運動をきっかけに、「危険運転致死傷罪」が創設されたほか、道路交通法も改正されて飲酒運転に対する厳罰化が進んだ。

  「asahi.com」2003年7月24日

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