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  更新時間:2003年09月10日16:59(北京時間)



いん石によるクレーターか 南アルプスで小学教諭ら確認





  南アルプス南部の御池山(長野県上村、1905メートル)にある半円形の地形が、隕石(いんせき)でできたクレーターである可能性が高いことを、同県飯田市立竜丘小学校教頭の坂本正夫さん(55)と岡山理科大のグループが確かめた。カナダの大学が運営する、隕石によるクレーターの国際データベースに登録を申請する予定で、認められれば日本初となる。

  地形は御池山の東斜面にある。上部の約4割が残り、下部は崩落しているが、調査の結果、直径約900メートルのクレーターで、直径約45メートルの小惑星が2、3万年前に衝突してできたと推測された。

  坂本さんは大学で地学を専攻し、教職に就いてからも南アルプスで地質調査を続けてきた。

  この地形は、25年ほど前に見つけた。陥没や地滑りなどでは説明がつかなかったことから岩石を調査。岩盤からとった石英を顕微鏡で観察すると「衝撃変形」とみられる構造があった。瞬間的に極めて強い圧力を受けてできる構造で、隕石衝突の有力証拠とされる。

  岡山理科大にレーザー光線で分析してもらった結果、石英が数マイクロメートル間隔(1マイクロメートルは1000分の1ミリ)で細かく破断し、「衝撃変形」に間違いないと確認された。

  隕石によるクレーターの可能性が指摘される例として国内では高松クレーターなどが知られるが、国際データベースに登録されたものはない。

  ◇

  <奥野正幸・金沢大理学部教授(鉱物学)の話>隕石の衝突に特徴的な鉱物の変化が観察され、信頼性が高い。隕石そのものが見つかればさらに確実な証拠となるだろう。日本は地殻変動が激しくクレーターを探しにくいが、これを機に研究が進むことを期待したい。

  写真:隕石によるクレーターとみられる御池山の地形(破線部分)=坂本正夫さん提供

  「asahi.com」2003年9月10日

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