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強制連行の被害者・王松林さん 三菱を提訴(写真)

第二次大戦中の強制連行の被害者・王松林さん(79)が25日、かつての雇用主・三菱に損害賠償を求める民事訴訟を起こすために来日した。王さんは遼寧省瀋陽市のある自動車工場の定年退職者。25日朝、河北省在住の別の被害者2人とともに北京を出発し、同日長崎に到着した。28日に訴訟手続きを行う予定。
58年前、長崎に原子爆弾が投下された数日後、王さんを含む強制連行労働者300人は米国の軍艦で中国に帰国した。その約1年前、王さんは故郷の河北省から長崎に強制連行され、三菱炭坑で苦しい労働に従事させられていた。
今回の三菱に対する損害賠償請求訴訟は、中国の民間組織「中国被抓日本労工連誼会(日本に強制連行された中国人労働者連絡会)」「日本法律団」、および日本の「中国帰還者連合会」や第二次大戦中の中国人労働者を支援する市民団体が共同で提起したもの。
王さんは1952年に故郷の河北省から瀋陽に移り、自動車工場で仕入係を担当していた。退職後、何度も自費で河北省を訪れ、第二次大戦中に強制連行され三菱で働いていた人たちの消息を調べた。5年の調査を経て、王さんは調査報告を完成。それによると、1944〜45年に長崎の崎戸島・高島・端島にあった三菱の炭坑で強制労働に従事させられていた人は崎戸島436人(うち死者64人)、高島205人(うち死者15人)、端島204人(うち死者15人)。このうち20〜30人が存命で、最高齢は80数歳になる。
王さんは「日本三菱国際訴訟」遼寧地区原告団の副事務局長を務める。今回の来日中、かつて苦役に従事していた現地を訪れ、さらなる証拠を集めるとしている。28日の訴訟提出を前に、王さんは「法的手段を通じて、日本が中国人労働者に対して行った罪を認め、労働者とその家族に謝罪することを求めるとともに、労働に対する対価および心身への損害賠償の両面から賠償金を請求していく」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2003年11月26日
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