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  更新時間:2004年01月07日10:24(北京時間)



SARSウイルスの主要キャリアはハクビシン





  香港大学、広東省、深セン市、広州市疾病予防コントロールセンターの専門家は5日、広東省疾病予防コントロールセンターで共同記者会見を開き、新型肺炎SARS(重症急性呼吸器症候群)とコロナウイルスに関する最新の検査結果を発表した。検査では、このほど見つかったSARS疑い例患者のコロナウイルスに似た遺伝子配列をもつウイルスが、広東省内で取り引されるハクビシンから検出された。これによりヒトSARSウイルスがハクビシン由来である可能性が一層強まり、感染源の特定作業が大きく進展した。

  これに先立つ2日、香港大学微生物学部の管軼教授と陳鴻霖博士が、SARSウイルスに関する最新の研究成果を報告した。同研究では、昨年10月から深センと広州の野生動物市場でハクビシン、タヌキ、イタチアナグマ、ブタアナグマ、アナグマを含む野生動物から168体のサンプルを検出し、これまでに58体の分析を終えた。その結果、広東省珠江デルタ地域のハクビシンから検出されたコロナウイルスは、検出量が多く、感染速度が非常に速いほか、遺伝子配列が急速にヒトSARSウイルス化への変異を起こしていることが明らかになった。

  また同報告では次の4点が明らかにされた。

  1 ヒトSARSの感染源は野生動物で、ウイルスの主要キャリアはハクビシン

  2 コロナウイルスは複数地域の野生動物に存在する。ハクビシンは陝西、福建、江西、広西の各省・自治区から集められている

  3 ハクビシン由来のコロナウイルスの遺伝子配列は、99.8%がヒトSARSウイルスと一致しており、野生動物のコロナウイルスがヒトに感染する可能性を示している

  4 コロナウイルスは主に野生動物から糞便として排出され、排出量は極めて高い。排出されたウイルスは、一般的な外的環境の中で生存を続け、特に高湿度・低温の環境では数日間生存できる。乾燥した環境では、ほこりと化した糞便からウイルスが飛散して感染する可能性がある

  広東省のある専門家はこのほど、広州市のSARS患者の遺伝子データと、香港大学が調査したハクビシン由来のコロナウイルスとの遺伝子データを照合し、それぞれ別個に検出されたデータ同士に高い類似性があることを発見した。またハクビシンから検出されたコロナウイルスの遺伝子配列が急速に「ヒトSARSウイルス化」していることも確認された。これにより、昨年5月に深センで発表された「ヒトSARSウイルスは野生動物、特にハクビシンに由来する」との研究結果が、改めて確認されることになった。(編集KS)

  「人民網日本語版」2004年1月6日

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