ホームページ ブックマーク サイトマップ 中国語版 英語版 過去
検索説明
関連ニュース
  更新時間:2004年01月18日08:47(北京時間)



「来日外国人犯罪」の張荊博士がネットで討論(2)



  一橋大学で博士号を取得、「来日外国人犯罪 文化衝突からみた来日中国人犯罪」(明石書店)を昨年12月に出版した北京工業大学人文社会科学院の張荊副教授が9日、人民網BBSフォーラム「中日論壇」にゲストとして登場。ネットを通じて中国のユーザーと意見交換した。主なやりとりは次の通り。

  ――日本の法律は外国人犯罪に対して公平と思うか。

  日本の法律は基本的に公正だと思うが、統計から見れば、たとえば外国人の国外退去処分でいえば、中国人の不法滞在事案の比率が比較的高く、中国人は他国人よりも逮捕されやすい。こうしたところに差別や不公平がある。

  ――日本の社会と中国の社会を総合的に比較した場合、どちらがよいと思うか。

  非常に大きなテーマで、一言では難しい。日本と中国が民間交流をさらに進めなければ、客観的かつ総合的に比較し、結論を出すことはできない。みなさんも機会があったら、少しは苦労しても、日本へ旅行して日本の社会を見たり、日本へ留学すべきだ。

  ――在日中国人の実際の犯罪率は統計よりも非常に高いはずだ。多くの中国人同士の犯罪は通報されない。

  その見方に賛成する。とりわけ多くの不法滞在者らは、強盗、窃盗、詐欺などの被害にあっても、警察へは届けない。届ければ自分が中国に送還されるからだ。こうした事情から、被害にあっても泣き寝入りするだけだが、彼らは犯罪の目標にされ、さらに重大犯罪に巻き込まれている。また、こうした人たちは切羽詰って犯罪行為に走りやすい。

  ――文化の衝突を解消して犯罪を減少させるためにはどうすればよいか。

  著作の中では、第一に、日本社会の立場から、いかに文化の衝突を解消して犯罪を減少させるか述べた。第二に、良好な中日関係を構築して文化を融合させるために、優秀な人材の選抜制度を確立することが日本社会には必要だ。第三に、日本は国際化をはかろうとしているものの、現在はまだ国際化社会ではない。一歩ずつ国際化を進めるとともに、多民族と融合できる文化環境を作るべきだ。さらに、日本社会には法律と現実社会が矛盾するケースが多く、これを極力減らすべきだ。このほか、不法滞在者の基本的生存権を含め、あらゆる在日外国人を保護すべきだ。犯罪の抑制は人類の共通任務で、テロ事件を含めあらゆる犯罪は人類共通の敵だと私は考える。このため、中日両国は協力して問題を解決すべきだ。これを専門用語で「司法協力」という。こうした協力は、社会制度、イデオロギーを超えて構築すべきだ。犯罪は人類共通の敵だからだ。

  ――帰国後の研究テーマは。

  「来日外国人犯罪」の中国語版を出版し、自分の研究成果、犯罪学衝突理論と犯罪の関係について中国の人たちに紹介したい。このほか、中国の犯罪に関する政策の研究はまだ進んでいないため、この分野の研究を続け、著作を発表したい。

  【結び】

  中日関係が改善され、在日中国人の社会的地位が改善されることを私は望んでいる。また、在日中国人の犯罪率が減少することを望んでいる。さきに述べたように、日本が社会の環境を改善すると同時に、在日中国人も団結し、日本で生活を始めたばかりの中国人を助けて孤独を感じないようにしてあげれば、犯罪を減らすことができるだろう。戦争、貧困、専制、差別、犯罪は人類共通の敵だ。在日中国人、日本人は世界各国のために平等、豊か、自由、安定の社会環境づくりにともに努力すべきだ。(編集SO)

  本ウェブサイトでは今後、張副教授の著作の内容について今後も紹介していく予定です。

  「人民網日本語版」2004年1月18日

       ML中日網橋     自由発表



広告 サービス リンク集 ブックマーク 著作権

このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。 掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
[email protected]
Tel:日本(03)3449-8256  北京 (010) 6536-8366