国家図書館、西夏関連文献120巻を修復


  国家図書館が1年の歳月をかけて進めていた同館が収蔵する西夏関連の文献17種、約120巻の修復作業がこのほど終了した。西夏文献のこれほど大規模な修復は初めて。

  修復した文献はすでに国家図書館展示ホールの陳列ケースに納められており、間もなく一般公開される。これら文献は1917年に寧夏回族自治区の武県で発見され、同図書館の前身である「京師図書館」が所蔵。西夏関連の文献としては最大数量を誇るが、一部は現地で散逸あるいは国外に流出してしまった。

  国家図書館「善本特別収蔵修復グループ」の張平座長によると、修復作業は2003年初めに着手。グループの9名の専門家が十分な論証を行ったのち、様々な精密機器を活用し、また西夏文字はすでに存在していないため、外部の専門家にも支援を要請して共同で作業に当たった。17種、120巻のなかには西夏時代のほか、蒙古や元代のものも含まれており、非常に高い価値があるという。なかでも内外に版本は数多くあるが、とりわけ『大方廣彿華厳経』は活字印刷技術の研究にとって貴重な資料となり、また『現在賢劫千彿名経』にある『西夏譯経圖』は国内にしか残っていない。張座長は「西夏の文献は価値から言えば“1級の文物”に属する」と強調する。

  修復作業の過程で2つの発見があった。

  紙の繊維を検査した際、竹紙を用いて印刷した文献が初めて見つかった。西夏時代にすでにこの技術が採用されていたことを物語る発見だ。また表紙を装丁した穀物売り掛け帳と穀物貸し掛け帳の残片が発見された。上面に穀物の種類や販売日時、人名、金額が記録されており、当時キビ1斗の価格は150〜200銭だったと推察できるという。2つの発見は西夏時代の社会生活を反映した重要な資料になると、専門家は興奮を隠さない。

  「チャイナネット」2004年4月9日




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