広東省深セン市で29日、中国のTCL集団と仏トムソン社の合弁による世界最大のテレビメーカー「TTEコーポレーション(TTE公司)」が誕生した。TCL集団およびTTE公司両社の董事会(取締役会)主席を務める李東生氏は、「2004年、TTE公司のテレビの販売総額は40億ドルに達するだろう」と述べた。
李主席によれば、TTE公司の純資産は約4億3千万ユーロ(約578億9176万円)。深セン市のTCLビルに本部を置く。新会社の持ち株比率は、香港市場に上場しているTCL傘下の持ち株会社、TCL国際が67%、トムソンが33%となる。今後、アジアや新興市場では、TCL製テレビの販売を中心に進め、北米市場ではトムソン社の「RCA」ブランドの普及を図る。EU市場では引き続き「トムソン」ブランドに力を入れる。製品はアナログからデジタルまで、あらゆる種類の商品を網羅する方針だ。TCLとトムソン社の2003年のテレビ販売台数は、合計で世界トップの1850万台に達した。TTE公司の2004年のテレビ販売台数は2千万台を超え、販売総額は40億ドルに達する見込みだ。(編集MM)
「人民網日本語版」2004年7月30日